そもそも「マイナンバー」ってなんのためにあるの?

資産運用

マイナンバーはこれからどうなるの?

2017年11月から全国健康保険協会(協会けんぽ)との連携が始まっています。また、2018年1月からは、預貯金口座とマイナンバーが繋がるように順次手続きが進められています。
そして、遅れていた日本年金機構(年金事務所)の基礎年金番号との連携も、2018年3月から正式に開始されました。マイナンバーがわかれば、年金の請求手続きなどに基礎年金番号は不要になりました。ただしその場合でも、本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)は必要なので、忘れないようにしましょう。

マイナンバーと基礎年金番号がつながったことによって、年金の請求手続き時だけでなく、今まで必要であった氏名変更の届出が不要になりました。しかし氏名変更手続きが不要になったことで、すでに年金を受給している人は、金融機関の口座の名義変更を忘れがちです。忘れないように金融機関の手続きをしておきましょう。


内閣府ホームページより抜粋

なお、基礎年金番号とマイナンバーの連携は、延期というニュースも出ています。今後の動向に十分注意しなければなりません。

まとめ

マイナンバーは「特定個人情報」として厳重に管理されています。特定個人情報ファイルを提供した場合、4年以下の懲役または200万円以下の罰金、もしくはどちらも科されることもあります。
マイナンバーの利用が開始されてから、行政への手続きも簡素化されてきました。また、税の公平性の面からなど利点も多くあります。
しかし、便利になる反面、悪用されることがないとは言い切れません。自身のマイナンバーの管理は慎重にしておきましょう。

小野 みゆき

中高年女性のお金のホームドクター 社会保険労務士・CFP・1級DCプランナー・年金マスター・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 企業で労務、健康・厚生...

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