6000品目超え!10月から値上げで何がどのくらい上がる?
原材料費の高騰や円安などの影響により、さまざまな商品やサービスが値上がりしています。2022年に入ってもその波は続いており、10月には6,000品目以上が値上がりする見込みだと報じられました。そこでこの記事では、2022年10月から値上がりする主な商品やサービスをまとめてお伝えしていきます。
年内の値上がり品目は2万点以上!「食品類」
2022年8月だけでも、すでに主要飲食料品メーカーが2,431品目の値上げが行われた「食品類」。年内の値上がり品目は、2万点以上になると見込まれています。10月からは、ハムやソーセージなどの肉加工品をはじめ、乳製品や調味料などが値上がりする予定です。
どの企業も、原材料やエネルギーコストの高騰などの影響を受けた判断と伝えていますが、中でも輸入原料のチーズやパーム油は世界的な需要が伸びているとのこと。国際市場での価格上昇が、家計にも影響を与えているようです。以下の表で10月に値上がり予定の主な品目を確認しておきましょう。
14年ぶりの値上げとなる企業も「飲料・酒類」
原材料価格の高騰に加え、段ボールやペットボトルをはじめとした容器包装価格上昇などの影響を受けている「飲料・酒類」。国内で長年飲まれ続けてきている飲料も、10月から値上がりする予定です。
また、ビール大手4社は足並みをそろえる形で、10月よりビール類の値上げに踏み切ります。改定率は未発表ですが、ビール類は6%~10%程度になるのではとの見込みです。中でも「アサヒビール」は、2008年3月以来14年ぶりの値上げだと報じられています。
生活必需品や家電製品も値上がり「日用品」
8月より、紙製品や文房具などの日用品の値上がりが続いています。文房具の大手メーカー「コクヨ」では、8月に付箋やハサミ、カッターなど全8,205品目に平均10%の値上げを行いました。また、9月にはトイレットペーパーなどを製造する「丸富製紙」が、家庭用および業務用の全商品で15%以上の値上げに踏み切っています。
さらに、大手家電メーカー「Panasonic(パナソニック)」は、8月より順次国内向け家電製品の値上げを行っています。対象カテゴリーは、冷蔵庫や電子レンジをはじめとした25種目。メーカーの公式ページには月ごとの値上げ対象商品リストが掲載されているため、購入したい家電製品がある場合には、早めに確認しておくとよさそうです。