確定申告の時期をうっかり忘れた場合はどうすればいい?
税金
朝晩の冷え込みで、日に日に冬の足音が近づいてきていることを感じる毎日ですね。
年末が近づくと「年末調整」、そして新年が明けると「確定申告」です。
昨今では副業が珍しくない事もあり、以前より申告が必要な方が増えているはずです。読者のみなさんには、確定申告の期限内にきちんと行っていただきたいものですが、忙しくて忘れてしまったということがあるかもしれません。
今回は、確定申告を忘れた場合のデメリットと対処法を確認しましょう。
そもそも確定申告の時期は?どうすればいいの?
まず確定申告の時期を確認しておきましょう。
確定申告の提出期間:2月17日~3月16日
所得税の納付期限:申告期限の最終日である3月16日
なお、申告時期を過ぎてしまった場合ですが、所得税が「還付」なのか「納付」なのかによって、実は変わってきます。「還付」とは払いすぎた税金が戻ってくることです
「還付」の場合は、それほど慌てる必要はありません。還付申告は、過去5年まで遡って申告することができますので、気づいた時点で、記載内容に訂正が必要であれば訂正を行い、所轄の税務署へ提出しましょう。本来の期限を過ぎての提出になる分、所得税の還付も遅れてしまう、というまでの事です。
「納付」の場合は事情が異なります。納付が必要な方でかつ所得税の全額をまだ支払っていない場合は、無申告加算税や延滞税が発生しますので、急いで所轄の税務署へ相談し、まず所得税の支払いを完納しましょう。
それでは、税金を納めていない場合にかかる税金について解説していきます。