暗号資産(仮想通貨)未経験から学ぶNFT!なんで注目されているの?

メタバース・NFT・web3.0の違いとは?私たちへの生活に影響ってあるの?
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資産運用を始める際、株式や債券、為替など、さまざまな投資先から自分に合ったものを選ばなければいけません。実際私は、これまでに株式投資や不動産クラウドファンディングを主に投資をしてきました。

上記に加えて暗号資産(仮想通貨)のような新しい資産も登場しており、ますます選択肢の幅が広がっています。中でも私が最近気になっていたのが「NFT」!名前こそ耳にすることはあっても、実態がわからないことも多く、実際に取り引きするためには勉強が必要です。そこで今回は、暗号資産未経験の私が、NFTについて調べてみました。

NFTとは?暗号資産とはどこが違うの?

NFTを調べていくと、ほとんどの本やメディアでNFTといっしょに「暗号資産」が紹介されています。どうやらNFTと暗号資産は切っても切れない関係のよう…。まずは、暗号資産とはどんなものなのかNFTとの違いについて知っておく必要がありそうだと思った私は、両者の違いと特徴について調べてみました。

NFTとは?

NFTとはNon Fungible Tokenの頭文字をとったもので「非代替性トークン」のことだそう。つまり、「ほかのものに変えられない唯一無二のトークン」であるのがNFTの特徴です。

ここで「トークン」が何を指しているのか気になった私は、トークンについても調べてみました。トークンとは、一般的にビットコインとイーサリアムを除く暗号資産を指すことが多いですが、定義は広いのでNFTのようなブロックチェーン上のアートや音楽などの商品も含まれています。

個体識別されたNFTは、流通経路などを記録に残すことができるので、偽物が出回るのを防ぐこともできます。今までは有名画家の絵画や陶芸品などの偽物が流通することもありましたが、どうやらNFTではそのような行為ができないようです。

暗号資産(仮想通貨)とは?

暗号資産とは、インターネット(ブロックチェーン)上で流通する財産的価値のことです。暗号資産の中ではビットコインやイーサリアムが有名ですが、2022年時点では、世界中で9,900種類以上のトークンが存在しているようです。まだまだ知らないお宝が眠ってそうな予感がしますね。

基本的にNFTの取り引きには暗号資産が使われており、とくにイーサリアムは、NFTの取り引きに最も使われているトークンであることがわかりました。NFTを調べていくと「暗号資産」が出てくる要因は、ここにもありそうですね。

また、暗号資産はNFTとは反対に、代替可能であるのが特徴です。
難しくなってきたので、トークンではなく日本円で考えてみました。例えば、今私の財布に入っている100円は、隣の人が持つ100円や銀行に預けている100円と同価値なので、他者と交換しても同じように使うことができます。このように、「同じ価値を持つものがほかにも存在し、交換しても価値が変わらない」のが、NFTと暗号資産の異なるポイントです。

私たちはNFTでなにができるの?

NFTを投資として興味がある私は「どんなことがNFTでできるのか、どんな可能性があるのか」が気になっていました。調べていくと、主に2つのことができるようです。

  • アートや土地などすでに出回っているNFTの売買
  • 自身でNFTを作る

それぞれ具体的にどのようなことができるのか、見ていきましょう!

アートや土地などすでに出回っているNFTの売買

私たちは、NFTを保管するシステムの中で、購入したアートや音楽を楽しんだり土地を活用したりできます。また、不要になったNFTは基本的に売ることも可能です。保有しているNFTの価値が上がれば売ることで利益を得られますが、反対に値下がりすれば損してしまうため、売買には注意が必要です。ここは、株式投資と似ているので、なんとなく私にもできそうかも!というポジティブな印象を受けました。

NFTを利用して利益を得るために売買を繰り返す方法もありますが、純粋に「自分だけの替えがないNFT」を楽しむこともできます。実際に、音楽家である坂本龍一氏の音源や漫画家、東村アキコ氏のイラストなどもNFT化されており、ファンとしてコレクションしたくなるのも納得ですね。私は好きな作家さんのイラストが欲しいな~と思っていたので、自分で保有する目的で利用する予定です。

また、これまで漫画やCDは、最初に購入されたときのみ著者にマージンが払われていましたが、NFTは売買のたびにロイヤリティが支払われます。NFTを出品する側としてもメリットが大きくなっています。著者を応援できるならマージンを払おう!と思えるのがNFTのすごいところです。

自身でNFTを作る

私の周りのネイリストなどアートを生業としている人の中には、NFT出品に意欲的な人がいたので、出品に対する興味もありました。今までは絵を描くことが好きでも作品として発表する場は限られていましたが、NFTにすることで誰でも出品できるようになります。もちろん、絵に限らずさまざまなモノをNFT化できますが、現時点では一般人が発行しやすいNFTは、今のところアートが有力のようです。

なお、自身の作品と主張してもオマージュや盗作である可能性もあるため、出品には一定の審査が必要です今後の活動の可能性が広がるのはうれしいですね。

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marunon

2018年に投資をスタートさせた3児の母。 資産運用を通してお金の基礎知識をつけたいと思い、2022年にFP2級を取得。 マイペースに継続できる投資を心掛け...

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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