冷蔵庫の収納用品を一新!かかった費用を大公開&買い替えのメリット

冷蔵庫の収納用品を一新!かかった費用を大公開&買い替えのメリット
マネーケア

冷蔵庫を整理すると、食品ロスが減ったり使いやすくなって探し物が減ることで時短につながったりするため、結果として節約につながります。冷蔵庫を使いやすくするために取り入れたいのが、冷蔵庫専用の収納用品

今回は、ライフオーガナイザー®の資格を持つ筆者が冷蔵庫の収納用品を一新した際にかかった費用と買い替えのメリットをお伝えします。

冷蔵庫の収納用品を一新した理由

まずは、今回筆者が冷蔵庫の収納用品を一新するに至った理由からご紹介します。

収納用品一つひとつはそれほど高価なものではありませんが、全て買い替えるとなると、出費がかさむもの。買い替えのタイミングを見誤ると、ムダな出費になってしまうこともあるため、注意が必要です。

使っていた収納用品

これまで使っていた冷蔵庫の収納用品は全て100円ショップで揃え、ビン類を整理する細長いケースや乾物類を整理するケース、冷凍庫では密閉容器を多く使っていました。
とても100円(税別)とは思えないクオリティで、冷蔵庫の中をスッキリ整理できていましたが、15年以上使用していると劣化による歪みや欠けが目立ってきたので買い替えのタイミングをうかがっていたのです。

買い替えを検討していたところ、使用していた商品のモデルチェンジや廃盤により、同じものが手に入らないことも、全てを一新することに決めた理由です。

冷蔵庫の買い替え

今回収納用品を一新した大きな理由は、冷蔵庫自体の買い替えです。冷蔵庫は、壊れてから買い替えるとなると納品までの間の生活に大きな支障が出ますし、すぐに納品可能な商品から選ぶとなると選択肢も減ります。前の冷蔵庫は15年使用していたことに加え、来年は子どもの大学進学で大きな出費が予想されることもあり、今年が買い替えのタイミングでもありました。

冷蔵庫が新しくなると、これまで使っていた収納用品がフィットしないこともあります。新しい冷蔵庫に合わせた収納用品に買い替えることで、冷蔵庫の使いやすさもアップするのではないかと考えました。

収納用品買い替えのタイミング

筆者の場合、数年前から収納用品の使い勝手に不便を感じていました。しかし、その時点ですでに冷蔵庫は10年以上使用しており、その冷蔵庫に合わせた収納用品を買い替えたところで、もしかしたら数年で使えなくなっていたかもしれません。

新しい冷蔵庫でも使えない訳ではないですが、収納用品は用途やスペースにぴったりフィットしてこそ使う意味があるものです。冷蔵庫を買い替える予定がある人は、そのタイミングに合わせて収納用品を購入するのがおすすめ。

反対に、冷蔵庫を買い替える予定がないなら、収納用品の購入を検討してもよいかもしれません。収納用品がないことに不便を感じている場合や、今の収納用品が使いにくいと感じているなら、早めに購入することでその分快適に使える期間が長くなるからです。

新調した収納用品と費用のビフォーアフター

冷蔵庫買い替えのタイミングで収納用品も一新した筆者ですが、収納用品の購入にかかった費用とその収納用品を選んだ理由をご紹介します。

新しい収納用品とかかった費用

冷蔵庫の収納用品買い替えにかかった費用は、総額3,425円(税込)でした。
内訳は以下のとおり。(※価格は2022年10月時点の税込金額)

<ニトリ>

商品名単価個数購入金額
Nブラン冷蔵庫トレー深型M599円1599円
Nブラン冷蔵庫トレー深型S399円2798円
Nブラン冷蔵庫トレー浅型S299円2598円

<100円ショップ(DAISO・Seria・Can★Doで取扱)>

商品名単価個数購入金額
立てて置ける保存容器 1.2L110円8880円
立てて置ける保存容器 680ml110円4440円
ブックスタンドミニ2P110円1110円

収納用品を選んだ理由

今回の収納用品購入では、かなり比較検討を行っています。というのも、以前の収納用品を購入したときは、片づけ関連の資格を持っていないどころか、片づけができない、いわゆる汚部屋住人でした。「100円ショップで適当に買ってくれば、なんとかなるだろう」と安易に選んだ収納用品も多かったのです。

先ほど内訳で紹介したように、今回主に購入したのはニトリのNブランというシリーズの冷蔵庫トレー。こちらは少し前にモデルチェンジしており、「しばらく現行モデルが続くのでは?」という追加購入しやすい点は大きなメリットだと感じました。また、モデルチェンジによって、冷蔵庫トレーのデザインにありがちな、手前に引き出すための出っ張りがなく、洗いやすいことも筆者にとっては嬉しいポイント。

さらに、今回は材質にもこだわりたかったので、透明度が高いPET樹脂製であることも、この商品を選んだ理由のひとつです。厚みがあり丈夫なPET樹脂は、新しい冷蔵庫のチルド室やドアポケット収納の質感とよく似ていて、冷蔵庫を開けた際に統一感が出ます。スッキリとした見た目を求める人は、材質や透明度を合わせると良いでしょう。

もう一点、大量に購入したのが100円ショップの立てて置ける保存容器。その名のとおり冷凍庫内に立てて収納するためにデザインされているので、立てた状態でも安定していますしデッドスペースも生まれません。1.2Lの容器に680mlの容器を2つ重ねるとピッタリ収まるところも気に入り、用途に合わせて2種類購入しました。

筆者は100円ショップの商品を購入する際には、取扱会社も確認しています。この商品は、自宅でも多く使用しているサナダ精工株式会社の商品だということもあり、迷うことなく購入しました。信頼のおける会社の商品であることは、商品選びの大きなポイントになります。

費用のビフォーアフター

今回は100円ショップ以外の商品も購入したので、総額3,425円(税込)でした。以前使用していたのは、すべて100円ショップの商品です。収納ケースとトレーが4点、冷凍庫用の密閉容器が9点で全13点。当時は消費税が5%でしたので、総額1,365円(税込)でした。その差額は2,060円。

費用のビフォーアフターとしては大きな差額ではない気がしますが、差額以上の使い勝手の良さを実感しています。

収納用品に費用をかけるメリット

今回購入した収納用品の中で、一番高額な商品は599円のトレーでした。以前は100円ショップで購入していたことを考えると、約6倍。収納用品に費用をかけるメリットは、どのような部分にあるのでしょうか。

収納用品の差額

先ほど費用のビフォーアフターでご紹介したとおり、以前使っていた収納用品との差額は2,060円でした。1点ずつ比べると、一番差額が大きい商品では599円と105円(当時)で494円、一番差額が小さい商品は100円ショップの商品で差額は現在と当時の消費税率の違いによる5円のみでした。

1年あたりに換算したコスト

次に、収納用品にかかるコストを年換算してみました。以前の冷蔵庫は約15年使用したので、1,365円÷15年で1年あたり91円
今回買い替えた冷蔵庫は何年使用するか分かりませんが、10年保証が付いているので最低10年は使う予定です。収納用品にかかった費用を1年あたりのコストで考えると、3,425円÷10年で1年あたり342.5円。1か月あたり約28円です。1日あたり1円もかからず格段に使い勝手が良くなると考えると、自分の暮らしに対して有意義な投資をしたと感じています。

収納用品買い替えによる収納力アップ

収納用品を買い替えるにあたり、さまざまな商品を検索してサイズや材質、口コミなどを比較検討しました。また、自宅の冷蔵庫のサイズを細部まで計測し、実店舗で商品の質感や色味、使い勝手を確認しました。その結果、収納用品なしで使う場合に比べ、かなり冷蔵庫の使い勝手が良くなり、収納力もアップしたと思います。

冷蔵庫自体の容量は変わりませんが、奥行きを有効に使えるか、食品が見えにくくなり食品ロスの原因にならないか、ということを考えたとき、収納用品を使うと使い勝手はとてもよくなります。これまで使っていたトレーに比べて奥行きがサイズアップしたことで、冷蔵庫の奥までスペースを有効活用できるようになりました。費用をかけた分、丈夫な材質で作られているため、たくさんの食品を入れても歪みが出ることなく使えます。収納用品の買い替え前に不満に思っていたことは、今回の収納用品一新ですべて解消されました。以前に比べて多少費用はかかりましたが、大満足の結果です。

正しい収納用品の買い替えは自分の暮らしへの有意義な投資

収納用品の買い替えには最適なタイミングがありますし、かける費用は人によって価値観もさまざまでしょう。しかし、1年あたり、1か月あたりで換算してみると、そう大きな金額ではないものです。その金額で日々の暮らしに良い影響があるなら、有意義な投資であると言えるのではないでしょうか。

井手本 亜希

元・汚部屋住人で片づけのプロ。整理収納アドバイザー1級。 幾度となくリバウンドを繰り返したのち、思考と空間整理の資格「ライフオーガナイザー®」を取得。 モノ...

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