新社会人に伝えたい!家計簿アプリが三日坊主にならないコツとは?

新社会人に伝えたい!家計簿アプリが三日坊主にならないコツとは?
マネーケア

日々の収支を把握するために家計簿をつける人は少なくありません。最近は手帳タイプではなく、いつでも手軽に入力できる家計簿アプリも登場しています。しかし便利な機能のついているアプリでも、家計簿が続かない人もいます。

そこで今回は、家計簿アプリが三日坊主にならないコツをご紹介!お金の管理に慣れていない新社会人の方も必見です。

家計簿アプリとは?

家計簿アプリとはその名の通り「家計簿が簡単に入力できるアプリ」のこと。ただ金額を項目別に入力するだけのものもありますし、金融機関やクレジットカード会社と連携し自動で出入金を把握できるアプリも増えています。

なかにはスマートフォンでレシートを撮影すると自動的に金額を入力してくれる便利なアプリも登場。できるだけ入力の手間を減らし、家計簿が継続できるような工夫がされています。

家計簿アプリを利用する人が増えている

便利な家計簿アプリが数多くの人に利用されている事実は、2017年版「総務省の通信情報白書」のデータでも明らかになっています。同調査によると2013年にとある家計簿アプリが配信を開始したところ、一か月あたりユーザー数が20倍に増加したと示されています。また2017年3月の段階で、スマートフォンを使って家計簿アプリを利用する人が9割を占めていることが分かりました。

家計簿をつける人の割合は?

そもそもアプリや帳簿に限らず、家計簿をつける人はどれくらいいるのでしょうか?

伊藤手株式会社「家計簿に関する調査」より

2022年に各種手帳の製造・販売を行う伊藤手帳株式会社が20~50代の女性を対象に、家計簿についてのアンケートを実施したところ、「家計簿を定期的につけていますか?」という質問に対し、「はい」と答えた人は43.7%と、やや半数を下回る数になりました。

伊藤手株式会社「家計簿に関する調査」より

次に「家計簿を定期的につけている」と答えた人に対し、「家計簿をつけるのに何を利用していますか?」と質問したところ、「紙の家計簿のみ」と答えた人が36.4%、「アプリの家計簿のみ」と答えた人は39.0%でした。

少数派ではありますが「紙とアプリの家計簿を併用する」と答えた人は15.7%です。便利な家計簿アプリが登場する一方、紙の家計簿にメリットを感じアナログで記録する人が一定数いることも明らかになりました。

家計簿アプリが続かない原因

便利な機能のおかげで手間が少ないにも関わらず、なぜ家計簿アプリが続かない人がいるのでしょうか?考えられる原因は主に3つです。

1.家計簿をつける目標がない
2.記録を先延ばしにする
3.完璧を求めて細かく把握しようとする

上記の原因に共感できる人は多いのではないでしょうか?原因をさらに具体的に見ていきます。

家計簿をつける目標がない

多くの人が「家計簿はつけた方がよさそう」とイメージを持っています。しかし具体的な目標を定めず家計簿を始めてしまうと、記録することが目的になり、家計簿が続かなくなるケースがあります。なんのために家計簿をつけるのか、自分なりの目標を決めてからスタートしましょう。

記録を先延ばしにする

買い物をしたあと「あとでまとめて入力しよう」とレシートを保存したまま、結局入力しないレシートが財布の中でかさばっている経験はありませんか?家計簿に限らず、先延ばしにして溜まったレシートを入力するのは時間がかかるので、根気がいります。お金を使ったときはすぐに入力、もしくは出金履歴が分かるキャッシュレス決済を使用するのも1つの方法です。

完璧を求めて細かく把握しようとする

食費や日用品費、交際費など家計簿の項目は多くあります。ただ細かく分類しすぎると入力が面倒になり、記録しなくなる人もいます。細かく分類すれば家計がより正確に把握できるようになりますが、続かなくては意味がありません。まずは完璧を求めず、ざっくりでもいいので家計簿をつけていく習慣を身につけましょう。

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茨木 彩菜

元中学校教員で1児の母。 実家は100年以上の歴史ある住宅会社で、金融意識の高い家系で成長。 子育てやセカンドライフに向けた投資など、お金に関する知識を中学...

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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