銀行手数料の値上げまとめと銀行の選び方!おすすめネット銀行3選
2021年、各銀行が相次いでATMの利用や硬貨入金の手数料の値上げを発表しました。「どうせ手数料なんて少額だし」と思う人もいるかもしれませんが、年単位でみると意外と大きなお金になるので、できれば少なく済むように上手く使いたいところです。
今回は、銀行手数料の値上げのまとめと銀行の選び方、おすすめのネット銀行を紹介します。積み重なる手数料を節約すべく、しっかり銀行を選ぶことから始めましょう。
ますます高く!銀行手数料の値上げまとめ
2021年に入ってから、銀行手数料の値上げが相次いで発表されました。何の手数料がいくらになるのか、詳しくみてみましょう。
コンビニATMの値上げを発表したメガバンク2行
2021年の春に、コンビニATM手数料の値上げを行ったのが、三井住友銀行と三菱UFJ銀行の2行。三井住友銀行では、平日の日中の手数料が110円から220円に、それ以外の時間は220円から330円になりました。
一方で、給料日の人が多い毎月25日と26日は手数料が引き下げられ、時間外であっても110円で利用することができます。三菱UFJ銀行でも手数料が引き上げられ、三井住友銀行と足並みを揃える形になっています。
ちなみに、メガバンクのひとつであるみずほ銀行のコンビニATM手数料は、平日の日中の手数料が110円、それ以外は220円で、三井住友銀行や三菱UFJ銀行と比べると安く設定されています。
三井住友銀行 コンビニATM手数料
平日 | 8:45~18:00 | 220円 |
上記以外 | 330円 | |
土日・祝日 | 終日 | 330円 |
毎月25日・26日 | 8:45~18:00 | 0円 |
上記以外 | 110円 |
三菱UFJ銀行 コンビニATM手数料
平日 | 8:45~18:00 | 220円 |
上記以外 | 330円 | |
土日・祝日、12/31~1/3 | 終日 | 330円 |
毎月25日・月末日 | 8:45~18:00 | 0円 |
上記以外 | 110円 |
ゆうちょ銀行でもATM利用料が新設へ
ゆうちょ銀行でも、2021年7月に各種手数料の改定が発表されました。そのひとつがATM利用手数料の新設です。2021年8月現在、ゆうちょATMなら365日何時でも手数料無料で利用できます。また、ファミリーマートなどに置いてあるイーネットのATM手数料は、平日と土曜日の8:45~18:00なら無料で、それ以外の時間は220円です。
今回の改定で、2022年1月17日から郵便局にあるゆうちょATM以外のATM、すなわちショッピングセンターや駅などに置いてあるゆうちょATMで手数料が新設されます。対象となるATMでは、平日8:45~18:00と土曜日9:00~14:00以外の時間で110円の手数料がかかる予定です。
ゆうちょ銀行 駅・ファミリーマート・ショッピングセンターなどのATM手数料
平日 | 8:45~18:00 | 0円 |
土曜日 | 9:00~14:00 | 0円 |
上記以外(休日含む) | 110円 |
硬貨入金の手数料を新設・値上げした2行
硬貨の入金でも手数料が値上げや新設が発表されました。りそな銀行では、2021年10月1日より、窓口での硬貨の入金手数料が値上げされます。値上げは、硬貨の枚数が1~500枚の場合550円から660円、501~1000枚の場合550円から1,320円です。
また、1日1回に限り500枚までは無料で入金できていましたが、1日1回100枚までに変更されます。ATMでの入金は対象外なので、利用する人はATMを使うと良いでしょう。
ゆうちょ銀行では、ゆうちょATMにおいて硬貨を伴う預け入れ・払い戻しに対して手数料の新設が発表されました。2022年1月17日から、ATMで硬貨を預ける場合、1~25枚で110円、26~50枚で220円、51~100枚で330円の手数料がかかります。硬貨を伴う払い戻しの際には、枚数に関わらず手数料は110円です。