メタバース・NFT・web3.0の違いとは?私たちへの生活に影響ってあるの?
私たちが日常的に使っているインターネットやアプリは日々進化しており、どんどん新しい機能やサービスが展開されています。メタバース、NFT、web3.0も、デジタルが欠かせない今の時代にマッチした技術のひとつです。実際に投資対象としてメタバース関連の株式が注目されていることもありますよ。
これまで、NFTやweb3.0について勉強してきましたが、今回は「メタバース」に注目しました!メタバースにできることや、それぞれの関連性を見ていきましょう。
メタバースとは?NFT・web3.0の違いもチェック
まず、メタバースにはどんな特徴があるのか、NFTやweb3.0との違いも調べてみました。
メタバースとは
メタバースとは「仮想空間」のことで、インターネットの中の空間を自分の代わりに作ったアバターなどを使って体験します。ゴーグルをつけるVRと混同しがちですが、メタバースは“空間”を指しているのに対し、VRは空間を楽しむための“デバイス”なのです。
ここまでの説明だとメタバースが複雑に感じてしまいますが、実は身近なゲームにも使われています。
例えば、「あつまれどうぶつの森」や「フォートナイト」、「マインクラフト」などのゲームも、実はメタバースを使っています。どのゲームも、実際にゲームの中で自分のキャラクターを動かし、空間内を楽しむことができますね。
そのほかにも、メタバース空間を使ってアーティストがライブをしたり仕事で会議をしたりと、活用方法はさまざま。さらに、メタバース空間とVRを使って買い物ができるブランドも展開されています。
また、Facebook社が社名を「Meta(メタ)」に変更したことも、メタバース関連企業として成長させるためだと言われています。開発には多額の費用がかかるため、今はまだ大きな企業しか参加していませんが、今後成長していく分野として注目されていますよ。
NFTとは
NFTとは「非代替性トークン」のことで、コピーやすり替えができないのが特徴です。主に絵画などのアートが流通していますが、音楽や土地、ファッションアイテムなど、さまざまなNFTが出回っていますよ。売買は基本的に仮想通貨を使うため、まずは日本円を仮想通貨に変えなければいけません。
なお、現在は取引手数料が高いようで、販売するのに数万円かかることもあるのだとか…。
NFTについては過去の記事でも紹介しています。NFTを購入したい人だけでなく、出品してみたい人もぜひ読んでみてくださいね。
web3.0とは
web3.0とはネットワークシステムの仕組みのことで、中央管理者(GoogleやTwitterなど)がいない「非中央集権」なのが特徴です。管理者がいない代わりに、利用者みんなで管理をしていくシステムとなっており、多くの人の利用が発展に欠かせません。そして、このweb3.0のシステムに欠かせないのが「ブロックチェーン」なのです。ブロックチェーンはweb3.0上のデータを鎖のように繋いで紐づけてくれます。
過去にweb3.0についても勉強しましたが、NFTやメタバースにも密接に関係してくるので、学んでおくと内容を理解しやすいですよ。
詳しくは過去の記事でも勉強してきたので、そちらもチェックしてみてください。
実は身近にあった!今のメタバースにできること
メタバースと聞いてもまったくピンと来なかった私は、実際に私にとって身近なところでどう活用されているのか調べてみました。今のメタバースにできることは、主に以下のものがあります。
メタバースでできること ・ゲーム ・ライブや会議 ・Eコマース ・NFTの売買 |
それぞれを深掘りして調べてみました。
ゲーム
前述した通り、「あつまれどうぶつの森」や「フォートナイト」がメタバースゲームとして人気です。実際にゲームの中の世界で自分だけの森やステージを作っていったり、アイテムを集めたりできるので、のめり込んで楽しめますよね。キャラクターを自分の分身として操作し、仮想空間の中で友だちと遊ぶこともできます。
あつまれどうぶつの森に関しては、以下の記事でも紹介しているので、チェックしてみてください。
そのほかにもARを利用した「ポケモンGO」は、社会現象にもなりました。私も夢中になってポケモンを集るために歩いたりバトルしたりしました。ポケモンGOは、スマホカメラを使うことでメタバースと現実がうまく融合できた例のひとつです。
これまでのゲームは、製作者が作ったすでにゲームの中にあるモノとストーリーを楽しむことが多かったですが、メタバースを取り入れることで楽しみ方の幅が広がったように思えます。今後もメタバースを活用したゲームはどんどん出てきそうですね。
会議やライブ
コロナウイルスによって、外出の制限が私たちの生活にも大きく影響を与えました。在宅勤務が増え、顔を合わせて会議をすることがなくなった人も多いはず。私の場合、好きなアーティストのライブで中止が相次ぎ、イベントを楽しむことができなくなりました。
このようなときに役立つのがメタバースです。メタバースの中に参加者が集まれば、会議ができます。さらにVRなどのデバイスを使えば、Zoomなどのオンラインより意思疎通がしやすくなるかもしれません。
また、ライブも同じように、メタバース内の会場に自分のアバターが参加することで、オンラインライブを見るのとは違った臨場感を味わえます。実際に、ジャスティンビーバーやフジロックフェスティバルもメタバースのライブに参入しています。今後検討するアーティストも増えそうですね。
Eコマース
Eコマースはネットワークを使ってモノを売買することです。「ECサイト」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?ECサイトとは「Eコマースサイト」の略で、楽天市場やAmazon、ZOZOTOWNなどが有名ですね。
Eコマースを使った販売にメタバースを取り入れれば、実際にお店で商品を選んでいるかのように買い物できます。実際の販売員がメタバース内で接客もできるのです。メタバース内の自分がお店の中を移動したり試着したりすることで、オンラインとは違う買い物の仕方が楽しめますよ。
さて、最後の「NFTの売買」ですが、NFTにできることの幅が広いため、次章で深掘りして学んでいきましょう!
NFTがメタバース空間の中でできること
NFTによってはメタバースの空間内で使うことや売買ができます。NFTはメタバースとの相性が良く、仮想空間の中でのさまざまなことに役立つのです。
例えば、メタバース内のアバター本体や洋服、ゲームのアイテムなどをNFT化することで、プレゼントや売買できるようになるのです。自分で使うためにNFTを利用するのはもちろん、転売して利益を出すために活用することも珍しくありません。
そのほかにもメタバース内の土地を購入もできます。メタバースは仮想空間なので、メタバースの規模によっては広大な土地を展開しているものもあります。購入した土地で店舗を構えたりイベントを開催したり実際にメタバース空間を活用できるだけでなく、土地の売買や貸し出しもできるのです。
使い方は現実世界と似ていますが、価格に関しては大きく異なります。NFTの土地は価格が上下しやすく、価格幅も大きいので注意が必要です。
メタバースは私たちの生活に浸透している存在だった
「メタバース」と聞くと、ハイテクで遠い存在のようなイメージを持ちがちですが、ゲームやイベントにも使われている身近な存在なのです。調べていくと、実際に私がプレイしたことあるゲームにも使われていて、びっくりしました。今後メタバースの分野は成長していくと言われており、どんどん新しい技術が出てくるかもしれませんね。実際に自分が楽しむだけでなく、今後は投資対象としても注目していきたいですね。