実は現金派?Z世代のキャッシュレス決済とお金の管理方法を提案!

実は現金派?Z世代のキャッシュレス決済とお金の管理方法を提案!
マネーケア

1990年代後半から2000年代前半に生まれたZ世代。生まれたころから常に身近にインターネット環境があったことから、デジタル・ネイティブといわれているZ世代の大学生や新社会人ですが、意外にも支払いは現金派という人が多いようです。

今回は、データから見るZ世代のキャッシュレス決済の実態から、若者に向けたキャッシュレス決済活用法とお金の管理法を紹介します。

Z世代のキャッシュレス決済の実態

初めに、2020年8月に株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが運営する「SHIBUYA109 lab.」行った、18~24歳のZ世代の決済方法に関する調査結果を紹介します。

意外!実店舗での支払いは70%以上が現金払い

調査によると、Z世代がコンビニやドラッグストアといった実店舗で買い物をするとき、男性74.0%・女性79.0%の人が現金支払いをすることがわかりました。それに比べて、クレジットカードやスマホ決済を利用する人は、全体の40%ほど。

デジタル・ネイティブといわれているZ世代が、実はキャッシュレス決済をあまり利用していないというのは意外ではないでしょうか?

一方、通販サイトの買い物では、クレジットカード払いが男性56.5%・女性56.0%と、実店舗よりは割合が高くなっているものの、コンビニ支払いは約20%、代引き支払いは約14%と、まだまだ現金利用者はいるようです。

Z世代で現金払いが多い理由は、「キャッシュレス決済はお金をどれくらい使っているのか見えづらい」「現金支払いのほうが、お金を使っている感覚がある」などがあり、見えないお金に対する危機意識が高いことが見受けられます。

若者がキャッシュレス決済するものとは?

普段、現金支払いをする機会が多いZ世代が、キャッシュレス決済するもの第1位は「飲料(41.1%)」で、そのあと「お菓子(39.1%)」「外食(34.1%)」と続きます。

使用する場所は、「コンビニ(61.5%)」が1位で、「ドラッグストア・薬局(34.6%)」「スーパー(34.4%)」と続いており、キャッシュレス決済で購入するものとの関連性も見えてきました。

Z世代でのキャッシュレス決済は、日常でちょっと飲食するものを買うといった少額使用が多いようです。また、利用する分だけチャージするという堅実な利用法をしている人が多いということも明らかになりました。

トレンドになりつつあるキャッシュレス割り勘

キャッシュレスの使い方は店舗での支払いだけでなく、割り勘の際も役立ちます。まだまだ現金での割り勘が多いものの、じわじわ増えてきている割り勘方法です。

同じ種類のキャッシュレス決済を使用している人同士は、送金手数料が無料のところが多く、割り勘で使う小銭を得るためにお札を崩すといった手間がかからない点が魅力。ただ、使用しているキャッシュレス決済が違うと利用できないので、決済方法の違い、いわゆる「ペイ違い」によるストレスを感じている人もいるようです。

キャッシュレス決済のメリットとリスク

ここで、キャッシュレス決済のメリットとリスクを見てみましょう。

キャッシュレス決済のメリット3つ

1.支払いがスマート

キャッシュレス決済の最大の特徴は、お札や小銭がいらず、決済がスマートに完結する点にあります。「財布が小銭でパンパンになって困る」「レジでお金を出すときモタついて恥ずかしい」「お釣りのやりとりに時間がかかる」ということが起こらなくなるのです。これら支払いのスマートさは、キャッシュレス決済ならではでしょう。

2.ポイント還元

キャッシュレス決済の中には、利用金額ごとにポイント還元やキャッシュバックがあるものがあります。ポイントは後の支払いで利用できるので、使いそびれたということも起こりにくいでしょう。この場合、数多くのキャッシュレス決済を利用すると把握しづらいので、よく使うものを厳選するのがおすすめです。

3.支出を把握しやすい

キャッシュレス決済を行うと、いつ・どこで・いくら使ったかという情報が記録されます。そのため、レシートを保存しなくても、支払い記録を見れば家計簿が書けるので便利です。また、支払いをそのまま自動で記録してくれる家計簿アプリもあるので、上手く連動し活用すれば、簡単にお金の管理ができます。

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2人の姉弟を育てながらライターをしている海です。 前職は化粧品の営業や営業事務。 わかりやすく、ためになる記事作成を心がけております。

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