税金を知らないと破産も?!gacco 森井先生の「投資に関わる税」を受講して学んだこと
世の中にはさまざまな金融商品があり、投資の方法もたくさんあります。この投資で得た利益については、基本的に税金を支払わなければなりませんが、投資先がたくさんあるために、投資にまつわる税金は投資初心者にとってわかりにくく感じます。
既にいくつか投資をしている筆者ですが、より投資にまつわる税金の知識を深めたいと思い、無料のオンライン講座gaccoで、株式会社インヴァランスが提供する「税金」について学べる講義を受講してみました。今回は、オンライン講義で学んだことやその感想について紹介します。
森井先生の「新時代のマネーリテラシー」ってどんな講座?
今回、筆者が受講したのは、公認会計士で税理士、ファイナンシャルプランナーでもある森井じゅん先生が解説する「新時代のマネーリテラシー」の第2章、投資に関わる「税」というオンライン講義。こちらの講義は全3部構成となっており、筆者の学んだ第2章の他、第1章では生活に関わる「税」、第3章で相続に関わる「税」について学べます。
税金に関する知識が乏しく、「税金」と聞くと、どうしても身構えてしまっていた筆者。「できるだけわかりやすく、そして短時間で学べるものが良いなあ」と思っていた矢先にこちらの講義を見つけました。
今回紹介する第2章の講義は、約14分で、最近話題の仮想通貨やFXなどの金融商品、iDeCoやNISAといった制度を活用した投資に関する税金について解説してくれます。今から投資を始めようと検討中の方や、投資初心者の方におすすめの内容です。
投資にまつわる税金って商品別でそんなに違うの?
ここからは、実際に動画を通じて学んだ内容と筆者の感想を紹介していきます。
投資における税率、把握していますか?
筆者はこれまでに、株式や投資信託をした経験があります。そのため、どの金融商品も基本的には、投資で得た利益の〇%を税金として納めれば良いという認識でいました。
しかし森井先生の話によると、金融所得に分類されない金融商品の税金計算では、所得に応じて税率がアップする方式がとられるものがあるのだと言います。そうなると、なんと最高で45%もの税負担が必要になるとのこと!約半分もの金額が税金で取られるのは、かなりの負担のため、税率はきちんと勉強しておかないといけないと実感しました。
さまざまな金融商品に興味のある方は、まずは金融商品ごとの税金計算がどのようなものになるかを調べてから、取引を始めた方が良いと感じました。
税金の支払いで破産する?!
筆者は最近、FXや仮想通貨にも興味が出てきたため、今回の動画で「FXや仮想通貨の税金もわかるかな」と思っていました。すると、視聴中に衝撃的な事実を知ることになるのです。
先ほど、投資の商品によって税率が異なり、中には税率がとても高いものがあることを知りました。実は、それが仮想通貨とのことだったのです。動画では、FXの悲劇について語られていました。現在、FXは金融所得に分類され、一律の税率になっているそうです。しかし以前は、仮想通貨と同様に金融所得に分類されず総合課税となり、所得に応じて税率がアップする累進課税方式でした。
そのため、多額の利益が出た際には、それだけ多くの税金を負担しなければならなかったのです。そして、その税金負担によって破産する人もいたのだとか。
筆者は、「利益を得たのだから、ある程度の税負担は仕方がないのでは…」と思ったのですが、FXや仮想通貨の取引方法には、注意しなければいけない“見落としやすいポイント”というものがあったのです。
講義では、どういった取引に注意しなければならないのか、また税金の支払いによって破産しないためにどういう備えをしていたら良いのかを説明してくれています。これから仮想通貨を始めようと思っている方には、ぜひ視聴しておいてほしい内容でした。
総合課税の仮想通貨では税金の支払いを意識
森井先生の話によると、仮想通貨の取引では、まだまだ注意しなければならないポイントがあるとのこと。それが、税金が発生するタイミングです。
講義では、仮想通貨がどういったタイミングで税金が発生するのかをわかりやすく説明してくれています。たとえば、仮想通貨を買って売却したとき、仮想通貨を使って他の商品を買った場合も税金が発生する可能性があるようでした。
この他にもさまざまなケースがあり、税金が発生するタイミングを知っておかないと、自分の知らないうちに税金が発生している可能性があるということ、また、税金を支払うときに現金が手元にないとならないように注意しなければならないこと、を学びました。
仮想通貨取引を始めたばかりの方、これから始めようかと思っている方は、今回の講義で、税金が発生するタイミングにはどういったものがあるのかをしっかり学び、常に税金の支払いを意識して取引する必要があると感じました。