「投資に回すお金はない」は思い込み?資産運用と保険の見直しセミナー参加レポ
「資産運用」と聞くと、どのようなイメージを抱きますか?筆者は「投資=リスク」というイメージがあり、興味はあっても一歩踏み出せないままでした。そこで今回「資産運用と保険の見直しセミナー」を受講。セミナーを受講したことで、知識が増えたのはもちろん、自身の思い込みが外れるというメリットがありました。セミナーの概要と感想をレポートしますので、筆者のような投資初心者の方はぜひ参考にしてくださいね。
資産運用と保険の見直しセミナーとは
筆者が今回受講したセミナーについて、簡単に紹介します。
どんな人が対象?
今回筆者が受講したのは、マネリーを運営している株式会社インヴァランスと保険クリニックを全国展開している株式会社アイリックコーポレーションのコラボセミナー「効率的に資産形成するためのPOINTと生命保険の活用・見直し術を徹底解説!」です。
タイトルだけ見ると「難しそうだけど、ついて行けるかな?」と感じましたが、投資や保険の知識がない人でも理解しやすい内容でした。どちらかというと、初心者向けのセミナーだと思います。
セミナーの形式は?
セミナーはオンライン会議システムzoomを使って開催されるので、自宅のPCやタブレットから参加できます。PC画面に参加者の顔が表示されるzoomミーティングではなく、zoomウェビナー形式なので、こちらの顔は表示されません。
講師とスライドのみ表示されるので、参加しやすいのではないかと思いました。
セミナーでは何が学べる?
資産運用と保険に関するセミナーですが、投資の基本的なポイントや、保険を含めたライフプランニングをすることで現在の支出額を増やさず投資資金が準備できるなど、具体的な内容が学べます。
気になるセミナーの内容は?
ここからは、セミナーの内容と筆者が感じたことをシェアしたいと思います。
100年ライフとゆとりある老後生活に必要なお金について
「人生100年時代」「老後2,000万円問題」など耳にすることが多いですが、高齢になったときにどのような資金がいくら必要なのかをテーマに講師が解説されました。
具体例では、サラリーマンと専業主婦の夫婦の場合、月々の老齢年金が約22万円に対し、ゆとりある生活に必要な資金は月々35万円。毎月13万円不足すると言われています。(公益財団法人生命保険文化センターの調査による)
65歳で退職した場合、85歳までの20年間では約3,120万円も不足する計算になります。その間の物価情報を考慮すると、5,000万円不足する可能性もあるとか。
老後2,000万円問題と言われていますが、もしかすると必要な資金は2,000万円どころではなさそうです。
老後資金は大きく分けて2種類あり、生活資金は不動産投資、病気や旅行などのイレギュラーな出費については保険やNISAを使って資金を準備するのが理想とのことでした。
講師自身が父親の介護を経験されており、具体的な金額を挙げて説明されたので分かりやすく、より身近なこととして考えられました。
投資・運用を成功させるための3つのルール
「投資にはリスクがつきもの」と言われることがありますが、セミナーでは投資・運用を成功させるための3つのルールについて解説されています。
ルール1:長期投資
短期目線ではなく、長期で投資することで効果的な運用が可能。
ルール2:時間分散
毎月同じ金額を積立すると、価格変動によるリスクを軽減でき安定した資産運用が可能。(ドルコスト平均法)
ルール3:資産分散
資産・通貨・国を分散して投資することでリスクを軽減。
3つのルールを、なんとなく耳にしたことはありました。しかし「なぜその3つのルールで成功できるのか」を理解できていなかったのです。セミナーでは、具体的な数値の変動をグラフで説明されました。その中にはマイナスになった時期も含まれていましたが、トータルで考えるとどうなるのかを具体的に説明されたので、マイナスになることはあっても過度に恐れる必要はないことが理解できました。
ライフプランと保険の見直しで投資資金の確保を
ここまで老後資金や資産運用に関する説明を聞いて「安全に資産運用できるなら、してみたいな」とは思いましたが、家計費からまとまった投資資金を捻出するのは難しいのが正直なところです。
ここで紹介されたのが、ライフプランを見直すことで、現在の支出額を増やすことなく投資資金を確保できる方法。生命保険の保障を適正な金額に見直すことで、月々の保険料が軽減されて投資に充てられるのでは?ということでした。
株式会社アイリックコーポレーションが提供しているサービスでは、保険証券をスマホのカメラで撮影して送ると分析シートが作成されるそう。加入している保険内容の分析やライフプランに合わせて適正な保障額を明確にできるようです。
実は保険会社のOLだった筆者。アナログな時代だったため、証券分析の際は保険証券を見ながら分厚い保険商品の本で確認してシートを作るという、大変な作業だったことを覚えています。あまりのハイテクさに、当時とのギャップにびっくりしました。