株価下落! その時できる、初心者が取るべき対策とは

株式投資

昨今の株式市場は、米中の貿易摩擦を筆頭に乱高下(らんこうげ)を繰り広げ、直近は暴落が続いています。
今回は、株価が下落したときに初心者が取るべき対策を3つに分けて紹介します。株価はいつ下落するかわかりませんから、その時に備えておきましょう。

直近のマーケットは乱高下!保有資産の下落に不安は募るが慌てないこと

2018年10月末の日経平均株価の終値は2万1920円。9月末からの1カ月で約2200円下落しました。アメリカの長期金利が上昇し、米中の貿易摩擦が話題になったことで、景気減速が懸念されたのです。アメリカの中間選挙の直前だったことも、不透明感をあおったと考えられます。

また、国内ではこの時期、3月末決算企業の中間決算が集中します。赤字に転落し、下方修正した会社の株式が大きく値下がりする様子もよく見られました。

株価はずっと上昇が続くわけではなく、下落が続く時もあります。過去のマーケットを見ても、5年〜10年で上下のサイクルを繰り返しています。
でも、あらかじめ、株価が下落したときに取るべき対策を講じておけば、リスクを下げることはできます。

対策①見切りをつけて次の投資に向かう「損切り」

損切りは、損失の出ている株式を売ることです。
株価は日々上下しているので、損失の出ている株式もやがて値上がりして、損失がなくなり、利益が生まれるかもしれません。しかし、それがいつかはわかりませんし、さらなる値下がりで傷口を広げてしまう可能性もあります。そうしたリスクをなくし、損失を確定させるのが損切りです。

損切りは、あらかじめルールを決めておくのがおすすめ。基本的には、その株式を買ったときの「上がると思った根拠」がなくなったら売るようにしたいものです。
また、「買ったときより株価が○円(○%)下がったら売る」と、数字の目安を設ける投資家も多くいます。

損切りのルールを決めても、いざそれに当てはまったときに「また上がるかも」などと引き延ばしてしまい、損失を膨らませてしまうことがよくあります。ですので、決めたルールはきちんと守るようにしましょう。

対策②平均購入価格を引き下げる「買い増し」

買い増しは文字どおり、値下がりした株式をさらに買うことです。「ナンピン買い」ともいいます。
買い増しをすると、平均購入価格を下げることができます。
たとえば、10万円で買った株式が9万円に値下がりしたとします。この株式で損失を出したくなければ、再び10万円に戻るまで待つ必要があります。
しかし、このとき9万円で買い増しをすると、平均購入価格は9万5000円に。つまり、株価が9万5000円になれば損失をなくせます。それどころか、首尾よく10万円に戻ったら、1万円の利益まで出るのです。

とはいえ、そう簡単にいかないのが現実です。買い増しをするには、そのぶん多くの資金を用意する必要があります。そのうえ、買い増しをしても、そこからさらに下落した場合、損失も一気に大きくなります。

「下手なナンピン、スカンピン」(下手にナンピン買いをすると貧乏になる)という格言があるほどですから、慎重にならなければなりません。

対策③いつかおいしくなる日がくるまで待つ 「塩漬け」

塩漬けは、値下がりした株式を損切りするでも買い増すでもなく、そのまま持っていることです。
株式はいくら値下がりしても、売らない限りその損失は確定しません。ですから、いつか再び株価が戻るまで、漬け物をつけるがごとくじっくりと待つのもひとつの手だというわけです。

損失を確定させる損切りは苦しいもの。損失の金額が大きくなればなおさらです。「塩漬けはよくない」といわれがちですが、その苦しみをいったん棚上げするという意味では、選択肢のひとつにしてもいいと思います。また、配当金や株主優待があるならば、株価に関係なく受け取れるので、それを目当てにする考え方もあるでしょう。

しかし、塩漬けをすることで、投資資金を有効活用できなくなるのは事実。他の有望な銘柄が値上がりしていても、そちらを買えないばかりか、さらなる値下がりによって損失が増える可能性があることは覚えておきましょう。

まとめ

以上、株価下落時の対策を3つ紹介してきましたが、「どの方法が一番いい」といえるものではありません。どれがベストかは、後からわかることだからです。
一朝一夕には難しいのですが、対策の選択肢を多く持っておき、臨機応変に使いこなせるようになれば一人前の投資家といえるでしょう。

頼藤 太希

(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント 慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Mone...

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