住宅ローン控除の申請は意外と簡単！わが家に戻るお金は最大何円？

筆者は去年住宅を購入した主婦です。この記事では、筆者が初めて住宅ローン控除の手続きをした体験をもとに、住宅ローン控除の基本情報とやっておいてよかったと思ったポイントをご紹介します。

手続きを終えた後の感想は、「申請は意外と簡単で、思っていた以上に最大控除金額は大きい」ということ。家を購入するかたにぜひ読んでいただきたい内容です。

住宅ローン控除とはどんな制度？

住宅ローン控除は、正式には「住宅借入金等特別控除」と呼ばれており、ローン返済によって生じる家計への負担を減らし、日本経済を活発にするために作られた制度です。

具体的には、住宅ローンを利用し新築の取得やリフォームなどをした際、年末時点の住宅ローンの残高を基準に、所得税や住民税の減税が受けられます。

今まで私にとって「控除」とは、夫が会社から持ち帰る年末調整の書類に保険料などを記入すると、計算はわからないけれど数万円返ってくる有難い制度という程度の認識でした。

まさか住宅ローンも控除対象になることを、夫から聞いて初めて知った私。もしかすると同じように知らなかった方もいるのではないでしょうか？

住宅ローン控除の適用期限が2025年の年末までに延長

家を買う人にとって見逃せない制度、住宅ローン控除の適用期限は2021年の年末までの入居者対象でした。しかし税制改正大綱（2022年度）により4年間延長され、2025年の年末までの入居者が対象となっています。今から家を買う人もまだまだ適応されますので、忘れずにチェックしておきましょう。

次からは、筆者が実際に申請して思った感想などを紹介していきます。

必要書類は確認して早めに準備して正解！

筆者は2020年に医療費控除を申請したことがあり、そのときは数千円程しか戻らず寂しい思いをしました。しかし、高額な住宅の控除額はもっと大きいはず！と意気込み、申請書類は早めに準備し始めました。

住宅ローン控除に関する書類は種類も多く、法務局まで取りに行かなければならないものもあります。申請の締め切りは3月15日ですが、書類を早く揃えておくことで「いつでも申請ができる」という精神的にも余裕も生まれました。

私の場合、11月にすまい給付金の申請、12月に不動産所得税申請と何度か役場の人と話す機会があり、住宅ローン控除についても相談していました。 「この書類はローン控除の際にも必要です。自宅の保管分と合わせて3部揃えておくとよいですよ」とアドバイスももらえ、手続きもスムーズにできました。今振り返っても、必要書類を確認して早めに準備したことは正解だったと思います。

住宅ローン控除の手続きは意外に簡単

必要書類をそろえ事前に予約をとり、準備万端で税務署に行きました。予約した時刻に税務署を訪ねると、担当者の方が何の申請に来たのか詳しく聞いてくれて、パソコン前に案内されます。

ここからは必要書類を見つつ、担当者のガイドに沿って一緒にパソコンで記入していきます。操作すると、意外にも簡単で驚きました。

実は、住宅ローン控除は自宅からも申請が可能です。国税庁のYouTube チャンネルでも、どこに何を記入するのか詳しい申請方法が紹介されているので、税務署に行く時間がない方はそちらをおすすめします。 私も、もしもう一度申請する機会があれば、動画を見て家から申請するのが手軽だなと思いました。