身近なものだけど意外と知らない! 税金の種類と特徴について
お給料から引かれる住民税や買い物する度に課税される消費税など、私たちは日ごろから税金を支払っています。当たり前のことと思って、それぞれの税金の種類や特徴について、知らない人も多いのではないでしょうか?
今回は、それぞれどのようなものか解説します!
税金の種類っていくつあるの?
税金には、国に納める「国税」と都道府県や市町村などに納める「地方税」があります。
国税には直接税である所得税や法人税、間接税である消費税や酒税などがあります。
地方税には直接税である住民税、そして間接税である地方消費税などがあります。
そんな税金の中でも私たちの生活に密接にかかわってくるものについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
住民税
住んでいる、または勤務している都道府県・市区町村に納める地方税が「住民税」です。
使い道としては、公共施設の管理などの地方自治が主になっています。
住民全体が平等に負担する金額(均等割)と全額の所得額に応じて変化する金額(所得割)から成り立ちます。
所得税
個人の所得(毎月の給料)に対してかかる国税が「所得税」です。
勤務先の会社が本人の給料から所得税を差し引いてまとめて納税します。所得が多くなればなるほど税率が高くなるという特徴もあります。
消費税
商品の販売やサービスの提供にかかる税金が「消費税」です。現在の消費税率は8%となっています。
はじめに国税の例として消費税を挙げましたが、実は国税としての消費税率は6.3%だけで、残りの1.7%は地方税としての消費税なのです。
この税率が令和元年10月1日に10%に引き上げられることとなります。(地方税はうち2.2%)
参照:国税庁 https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/01_3.htm
酒税
消費税とは別に、お酒全般にかかる国税を「酒税」といいます。
アルコール分1度以上の飲料が課税の対象となり、税額はお酒の種類やアルコール度数などによって細かく決められています。
まとめ
普段何気なく支払っている税金でも、詳しくは知らないものがたくさんありますよね。身近なものだからこそ、しっかりと特徴や仕組みを理解しておきましょう!