こんなに違いが?!gacco「知っておくべきお金の知識」を受講して学んだこと

こんなに違いが?!gacco「知っておくべきお金の知識」を受講して学んだこと
マネーケア

先進国の中で、日本の金融リテラシーが低いことが問題視されていますがご存知ですか? 日本の金融リテラシーの向上を目的に、2022年から高校の授業で金融教育が始まりました。今回、株式会社ドコモgaccoが運営するオンライン講座でインヴァランスが開講している【「新時代のマネーリテラシー」知っておくべきお金の知識】では、現代の金融教育の現状や知っているようで知らなかった金融知識が学べるようだったので受講してみました。各章で学んだことやオンライン講座の感想について紹介します。

gaccoとは?「知っておくべきお金の知識」で学べる内容

まずは、gaccoとはどういうものか、そして【「新時代のマネーリテラシー」知っておくべきお金の知識】ではどんなことが学べるのかを説明していきたいと思います。

どんな内容が学べるの?

そもそもgaccoとは、株式会社ドコモgaccoが運営する大規模公開オンライン学習サービスのことです。講座では大学教授や各分野の専門家などが本格的な授業を行っています。

今回受講したのは株式会社インヴァランスが開講している【「新時代のマネーリテラシー」知っておくべきお金の知識】。4章に分かれており、章ごとに2~3つのトピックスで構成されどの動画も3分から8分ほどで作られており、金融教育の現状から投資のポイントまで幅広く紹介しています。

この他にも【「新時代のマネーリテラシー」知っておくべき投資の知識】や【「新時代のマネーリテラシー」〜森井先生と『税』を学ぼう〜】などの講座もあります。

こんな人におすすめ

今回の講座は、年齢や職種に関係なく基本的なお金の知識を得たいと考えている人におすすめです。給与に対する所得税や住民税の計算方法など「なんとなくこんな意味かな…」と漠然と把握していた内容をしっかり学べます。

第1章:社会に出る前に知っておきたかった!金融の基礎知識

まず金融広報中央委員会が行った日本の金融教育の現状について説明していました。なんと、日本で金融教育を受けた人の割合はアメリカの3分の1、金融知識に自信がある人にいたっては、アメリカの約6分の1という結果になっています。

たしかに、筆者が子どもの頃にお金の管理や投資などを学ぶ金融教育はありませんでした。大学を卒業して就職した会社が金融系だったこともあり、お金について学ぶ機会を得ましたが、その時に思ったことは「もっと早くに知っておきたかった」ということです。

筆者は、曖昧な知識のまま家計管理をしていたため、給料日前にお金に困ることがありました。また、投資に関する知識も乏しかったため「投資は怖い」という勝手な思い込みで始める機会を逃した経験もあります。

第1章「金融教育の現状」を受講して「学生の頃に正しいお金の知識を習得していれば、社会人になってから効率的に貯蓄や投資ができたのに…」と改めて感じました。

この他に第1章では、日本の金融教育の問題点や、この講座講義でどんなことを説明するのかなどについても触れられています。

第2章:意外と分かっていないことが多い!給与や社会保険・税金

第2章では「人生100年時代に必要なお金の知識」と題して、給与や社会保険、所得税・住民税に関する知識を説明していました。

突然ですが、給与を受け取る際に毎回給与明細を確認していますか?筆者は恥ずかしながら、いつも最終手取り金額の部分しか見ておらず、どれだけ社会保険や所得税などが引かれているのかを把握していませんでした。

第2章を受講すると、きっと給与明細を確認したくなると思います。ここでは、第2章で学んだことや感想を紹介したいと思います。

意外と分かっていない平均値と中央値

筆者は仕事柄さまざまな資料に目を通す機会があるのですが、正直なところ平均値と中央値を使い分ける意味を正しく理解していませんでした。「給与に関するお金の知識~所得、給与について~」では、日本の平均年収をもとに平均値と中央値を使う意味やデータの読み取り方を紹介しています。

平均値は、一部の人がたくさん稼げば高くすることが可能です。そのため、本当の意味での平均的な年収ってどのくらいなのだろうかと思ったことはありませんか?

講座で説明しているように平均値と中央値を見比べることで、どのくらいの人がどの程度の年収を受け取っているのかを把握できるようになるのです。

いくら引かれているか知っている?

「社会保険に関するお金の知識」では、社会保険の種類やどういった割合で負担しているのか、医療保険や年金保険の算出方法などを詳しく説明しています。

前述した通り、筆者は給与明細を受け取っても手取り金額しか見ていませんでした。そのため、前職を退職した後に「こんなに社会保険料を負担しなければならないのか」と驚いたことを覚えています。

給与明細を毎回チェックして、退職後どのくらいの負担をしなければならないのかを把握しておけば、事前にお金の準備ができていたはずです。いざという時に慌てないためにも、給与明細の中身と金額のチェックが欠かせないことを学びました。

控除の知識があれば節約につながるかも

筆者は以前会社員だったため、給与計算はすべて会社に任せており、所得税や住民税の計算などしたことがありませんでした。講座では、一般的な年収例を出して、給与所得控除や所得税の算出方法などを詳しく紹介しています。

住民税の算出方法についても説明があり、これらの税金や控除、社会保険の知識があれば今後の節税に役立つでしょう。少子高齢化が進む日本では、今後社会保険料がアップする可能性が極めて高いです。

今回学んだ税金や控除の知識を使って、お金を節約したり増やしたりしていきたいと思いました。

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nobii

大学卒業後金融機関に勤務。 現在はライターとして幅広い分野の記事を執筆中。

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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