つみたてNISA口座を開設する前にチェック!失敗談に学ぶ注意点とは?

つみたてNISA口座を開設する前にチェック!失敗談に学ぶ注意点とは?
マネーケア

毎月少額から投資ができるつみたてNISAは、投資で得た利益が非課税になるお得な制度です。投資初心者でも挑戦しやすいため、将来のためにつみたてNISAを始めようと考えている方もいるでしょう。

今回の記事では、つみたてNISAの基本と、体験談から学ぶ注意点をご紹介します。口座開設の前に、ぜひチェックしてみてくださいね。

つみたてNISAの口座を開設するには?

つみたてNISAは、20歳以上で日本に居住している方なら誰でも利用できる制度です。つみたてNISAでは最長で20年間、年40万円を上限に投資信託を購入でき、得た利益の非課税措置を受けられます。利用にあたっては、専用のつみたてNISA口座の開設が必要です。そこでまずは、つみたてNISA口座の開設方法を確認しておきましょう。

つみたてNISAの口座開設方法

つみたてNISA口座は、銀行や証券会社、郵便局のほか、生命保険会社やネット銀行、ネット証券会社などでも開設できます。
口座開設は店頭で申し込むこともできますが、インターネット上で申し込めるものも多くあります。なお、つみたてNISA口座を持つには総合口座の開設が必要ですが、つみたてNISA口座開設とまとめて申し込めるケースも増えているようです。

店頭申し込みの場合は、まず口座開設書類に必要事項を記入し、その他の必要書類と一緒に提出します。
ネット申し込みの場合は、書類のやり取りを郵送で行う方法もありますが、必要書類の画像を撮影してアップロードするだけで完結するケースもあります。

その後、申し込んだ機関を通じて税務署への申請が行われます。
この審査に2~3週間ほど要したのち、晴れてつみたてNISA口座の開設完了です。トータルで1~1ヶ月半ほどはかかると考えておきましょう。

つみたてNISAの口座開設に必要な書類

つみたてNISA口座の開設には、免許証や保険証などの本人確認書類と、マイナンバー確認書類の提出が必要となります。
なお、マイナンバーカードをまだ作っていない場合は、マイナンバーの通知カードと本人確認書類などを組み合わせて提出する方法でも構いません。この場合の組み合わせの詳細については、申し込みをする機関で確認しましょう。

知っておきたいつみたてNISA口座の基本

つみたてNISA口座を開設するうえで、知っておきたい基本事項も押さえておきましょう。

持てるのは1人につき1口座!NISAとの併用は不可

つみたてNISA口座は、1人につき1口座までで、一般のNISA口座との併用もできません
なお、つみたてNISAは非課税投資枠が年間40万円で期間が20年間なのに対し、一般のNISAは年間120万円が上限で期間は5年と違いがあります。口座を開設する前に、まずは上限額などを考えて自分の希望に合うほうを慎重に選びましょう。

iDeCoと違って所得控除の対象にはならない

つみたてNISA口座を開設するうえで、もうひとつ覚えておきたいのが「つみたてNISAでは掛け金が所得控除の対象にならない」ということです。
つみたてNISAで非課税となるのは、あくまで投資で得た分配金や譲渡益のみと覚えておきましょう。

ここで区別しておきたいのが、個人型確定拠出年金、iDeCo(イデコ)について。iDeCoもNISAやつみたてNISAと同じく、資産運用でお金を増やすうえで便利な制度です。

iDeCoはNISAやつみたてNISAとは違い、掛け金が全額所得控除の対象となる点が魅力。その反面、60歳までは原則として資産を引き出せないという特徴もあります。資産運用を始める前に、これらの制度の違いも把握しておくとよいでしょう。

ここからは、筆者の知人3人から聞いた、つみたてNISA口座の開設での失敗談をもとに、口座開設で気をつけたいポイントをご紹介します。

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西島 あおい

マネー系記事のほかにも、ファッションや恋愛ものなど幅広く執筆中。 正確な情報を、分かりやすい文章でお伝えするよう常に心掛けています。 私生活では、いかにして...

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