【賃貸OK】原状回復できる壁紙DIY!気分で貼り換えよう
新築やリフォームで内装をコーディネートするとき、「後悔したくない!」と小さなサンプルと睨めっこしながら悩んだ経験はありませんか?そんなときは潔く真っ白で依頼しましょう。実は壁紙は簡単にDIYできる時代。お部屋を模様替えするように、壁紙も気分で貼り替えればいいのです。
今回は、内装コーディネートを担当していた筆者目線で、壁紙の選び方をはじめ、DIYする際に必要な道具、おすすめのアイテムや貼り方のコツなどを教えてもらいました。リフォーム業者に依頼した場合の相場とともに、DIYにかかる費用も比べてみましょう。
賃貸でもOK!壁紙DIYは「貼って剥がせる」が基本!
壁紙は、一度貼ってしまうと二度と剥がせない…と思っていませんか?確かに、新築やリフォームなどで職人さんの手に掛かれば仕上がりも美しいですし、ちょっとやそっとでは剥がれることもありません。
でも、実はポイントさえ押さえておけば簡単にDIYすることもできちゃうんです。しかも、原状回復が可能!つまり、壁紙を貼ってもきれいに剥がせるということですね。これなら飽き性の方でも気軽にお部屋のイメチェンが叶いますよ。
【point.1】剥がせる糊を使う
原状回復が前提なら剥がせる糊を使うのは鉄則です!水溶性の「フレスコ糊」を使いましょう。万が一、壁紙を剥がした際に一部が残ってしまったとしても水を吹きかけて拭き取ればきれいに落とせるので、とても扱いやすいですよ。ただし、このフレスコ糊と相性の悪い壁紙もあるので注意が必要です。
【point.2】壁紙はフリース素材を選ぶ
壁紙は、薄ければ薄いほど貼るときの難易度が上がります。元からある壁紙の上から貼っていくので、壁紙が薄いと下地の影響を受けやすく凸凹してしまいがち。そして空気が入りやすかったりシワになりやすかったりと、職人さんでも一苦労するほどなんです。
その点フリース素材の壁紙はとても丈夫で破れにくく、フレスコ糊との相性も抜群です。これなら賃貸の方でも安心してチャレンジしやすいはず!
おすすめの壁紙と糊はコレ!
まず、私がおすすめしたい壁紙は『rasch(ラッシュ)』の「はがせる輸入壁紙」です。ドイツのブランドで、なかなか日本では手に入らないような色味の壁紙が豊富に揃っています。rasch社ならではのデザイン性や高い技術から生まれる壁紙の世界観が楽しめますよ!
表面は塩化ビニル素材、裏面がフリース素材となっていてフレスコ糊を使えば経年しても簡単にはがすことができます。また、通常90~92cmある壁紙の幅も輸入壁紙は53cmなので小柄な女性でも貼りやすいというメリットも。
rasch(ラッシュ):はがせる輸入壁紙
そして肝となる糊ですが、私のおすすめはイギリス生まれの粉糊「スーパーフレスコイージー・ウォールペーパーペースト」です。とにかく剥がしやすさが抜群、気持ちいいくらい綺麗に剥がれるので水拭きで糊を拭き取ればあっというまに原状回復!前日に糊を作っておいて1日寝かせておけば、翌日スムーズに作業開始できますよ。
super furesco easy(スーパーフレスコイージー):Wallpaper Paste(ウォールペーパーペースト)
貼って剥がせるシールタイプの壁紙ならコレがおすすめ!
面倒な作業が苦手という方には、貼って剥がせる『RILM(リルム)』の壁紙がおすすめです。壁紙そのものがシールになっているので、短時間で簡単に完了!初心者の方でも気軽に使えます。
ただし、剥がすときに綺麗に剥がしにくいというデメリットがあるので、専用の剥がし液を使う必要があります。
壁紙選び|どんな柄・色を選べばいい?
壁紙を選ぶとき、「色の濃さ」にポイントを置いて考えてみてください。例えば、お部屋全面ではなくアクセントに一面だけ貼りたいのであれば、思い切って濃い色を選びましょう。淡いニュアンスカラーなどは広いお部屋であればあるほど、ボヤっとした印象に見えてしまいます。コントラストを意識して、はっきり濃淡を作ってあげるとお部屋の印象がパキっと締まります。
逆に、お部屋の壁全面をチェンジしたい場合は淡い色味がおすすめ。グレージュなどのニュアンスカラーは、カフェのような落ち着きのある空間を演出してくれるでしょう。
また、柄の壁紙にトライしてみたい!という方は、しっかりとお部屋のテーマを決めてみてください。リゾートやカフェ、インダストリアルなどテーマを決めることによって印象づけるディテールを決めやすいです。
たとえばリゾート系ならボタニカルな柄がテンションを上げてくれそうですね。インダストリアルに仕上げるならコンクリートやレンガ、タイルなどヴィンテージ感あふれる壁紙がグッと雰囲気を格上げしてくれるでしょう。同時に家具やファブリックなどの柄とちぐはぐにならないかも確認しておきたいですね。