年収が高い人は、Amazonレビューをどう見ているの?
もはや毎日の暮らしに欠かせないものとなっているAmazon(アマゾン)ですが、実物を確かめてから買うわけではないので、レビューをしっかりチェックしているという人も多いのではないでしょうか。
このAmazonのレビュー、実は年収によって信用している情報に違いがあります。
では、具体的にどのような違いなのでしょうか。
年収1,500万~2,000万円はネガティブレビューを信用している
デジタルショッパー総合研究所が2018年12月、500人の男女を対象に行ったインターネット調査によると、ネガティブレビューを最も気にしているのは、世帯年収が1,500万~2,000万円で、「悪いレビューはよく見て、全体的にレビューは信用していない」傾向が最も強いという結果でした。(本・DVD・ミュージック・ゲームを除く)
ネガティブなレビューとは、「すぐ壊れた」、「まずかった」などの良くなかったという感想のこと。それらは、商品の意外な欠点や、間違いやすい使い方といった、商品説明を読んだだけではわからないことを知るよい情報です。
今回の調査から外されている、本・DVD・ミュージック・ゲームは個人の好みの差が大きなものですが、それ以外のものは、個人的な好みではない客観的な情報が比較的メインになっているのではないでしょうか。
「写真よりもチャチだった」「思ったより不便だった」なども、気になるレビューです。
レビューを見るということは、少なくともその商品ページを開いている、つまり写真と商品説明から「良いもの」という印象をもっているわけです。そこでネガティブなレビューを見ることで、さらに商品に対する理解が深まると言えます。
ポジティブレビューを信用するのは年収600万~800万円
逆に、「便利だった」、「気に入った」などの良かったという感想はポジティブなレビューです。「レビューを全体的に信用しており、悪いレビューはあまり見ない」のは、世帯年収600万~800万円の層がと最も多くなっています。
出典:「Amazonレビュー信用度調査」調査概要 https://itsumo365.co.jp/lab/research/273/
Amazonのレビューが、世帯年収によってポジティブレビューとネガティブレビューの参考方法が真逆となっていて、大変興味深い調査結果ですね。
年収600万~800万円では、自分が良いと思った意見に賛同するポジティブレビューをよく読み、年収1,500万~2,000万円ではネガティブレビューを読むことで、気づかなかった商品の悪い面を知っておくという、まったく逆の行動をとっていたことが分かりました。
年収2,000万円以上は、レビュー点数を気にしない
また、Amazonレビューでは、星の数が5点までつけられています。世帯年収200万円未満から2,000万円未満までの各年収の層で、半数以上が星の点数を気にしていました。
しかし、年収2,000万円以上世帯では、「レビュー点数を気にしない」と答えたのが53.85%と半数以上になっていました。
世帯年収2,000万円以上の高所得者層では、人の意見よりも自分の感覚を信じているのかもしれませんね。
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まとめ
Amazonで買物をしない月はないほどのヘビーユーザーも、たまに利用するライトユーザーも、商品選びの一助にレビューを見ていることでしょう。
世帯年収によるレビューを参考にする方法の違いは、買物に対する考え方の違いとも言えるのではないでしょうか。
自分はいつもどのようにレビューを見ているか、時には思い返してみたいですね。