住宅ローンを一から学んだ私!基本的な情報と選んだポイントとは
筆者は、去年マイホームを購入した30代の主婦です。家を購入するまではローンの仕組みをまったく知らなかったので、我が家の家計にベストなプランはどれか、マイホームの計画を進める際はとても悩みました。
この記事では住宅ローンの基本情報、2つの金利のメリットとデメリット、私が契約したプランなどについてご紹介します。同じようにローンについて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
前回▶︎住宅ローンで金利の重要さを実感!金利がお得なネット銀行を紹介
住宅ローンの基本をおさらい
私自身、家を購入するまで住宅ローンのことをわかっていなかったので、まずは私のような人のために、住宅ローンとはどういうものか概要をさらっとおさらいします。
住宅ローンとは、家を購入する資金を金融機関から借りることです。お金を借りた人は金融機関に借りた金額と利息を、分割で少しずつ返済していきます。利息を計算するときに使われるのが、住宅ローンの「金利」というもの。金利には大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれの金融機関によって異なります。
住宅ローンの場合、金利は低い方がお得ですが、途中で上がってしまう場合や、諸費用がかかってしまう場合もあるので、それらを踏まえたローン計画が必要です。我が家も、諸費用を含めて計算すると思った以上の金額になり驚きました。
タイプが違う2つの金利のメリットとデメリット
住宅ローンを決めるにあたり、まずつまずいたのが、2種類の金利があるという点です。そもそも金利が2種類あることも筆者は知らず、一から勉強しないと理解できませんでした。ここでは、2つの金利のメリットとデメリットについて解説していきます。
固定金利
固定金利は、住宅ローンを契約したときから返済が終わるまで、金利が変わりません。メリットは、支払う金額が明確なため長期的な返済計画を立てやすく、精神的な負担も少なくなることです。デメリットには、金利がほとんどの場合、変動金利よりも高く設定されていることが挙げられます。
変動金利
変動金利は、半年ごとに金利の見直しがあり、金利が変動します。メリットは、固定金利よりも、金利がかなり低く設定されていること。デメリットは金利が上がる可能性があり、固定金利より総支払額が増えるリスクがあることです。
金利が上がり支払金額が高くなる可能性があることは、長期的な支払いをするうえで不安になるなどと、精神的な負担にも繋がります。そうならないよう、変動金利には実は2つのルールが設けられています。
1つ目は、金利が上がっても5年間の返済金額は変わらず据え置きになる5年ルール。2つ目は、上昇額は前回の返済額の125%までに据え置きになる125%ルールです。
このようなルールがあり返済額が一気に上がらないことは魅力ですが、上がった金利分もしっかり支払う義務があります。また支払えなかった場合は利息が繰り越され、最後のローン返済月に一括返済をしないといけないというリスクもあります。
これらを踏まえ、筆者は固定金利と変動金利、どちらにしようか非常に悩み、すぐには決められませんでした。
銀行によって金利が異なる
初めて知った住宅ローンの仕組み、金利が2種類あるだけでも迷っているのに、銀行によって金利が異なることでも悩みました。
銀行は多数ありますが、筆者が選んだのは地方銀行のA銀行とB銀行の2つの銀行です。2つを選んだ理由は自宅からすぐ近くあり、窓口でいつでも相談できる点、昔から利用しているため安心感がある点でした。特にお金について何もしらない筆者にとっては、わからないことがすぐに聞ける人がいることは大きなポイントだったのです。
どちらの銀行も金利が違いましたが、他の銀行でも相談していると言うと、若干金利を下げてくれる配慮があったことは驚きました。それほど、住宅ローンを組むことは銀行側からすると「うちで契約して欲しい」という状況だったのでしょう。しかし下がった金利を見比べながら、益々悩みました。
金利だけでない!保証料や融資手数料のことも忘れずに
銀行で話を聞いていくと、どうやら住宅ローンには借りるお金以外にも、保証料や融資手数料など諸費用がかかると知りました。その諸費用だけでも、かなりの金額になったのです。お金を借りるのにも多くのお金がいるのだと、身をもって感じた瞬間でもありました。
ここでは、保証料と融資手数料について解説します。
保証料
保証会社と保証契約を結ぶときに支払う諸費用のこと。保証料は、万が一契約者が住宅ローンの返済を行えなくなった場合、保証会社が代わりに返済するため必要です。しかし、返済義務がなくなるわけではありません。貸し手が保証会社に代わるだけで、返済義務はあります。
融資手数料
住宅ローンを利用するときに、金融機関に支払う事務手続きなどの手数料のこと。
筆者の場合、金利はB銀行の方が低く設定されていました。一方で保証金は、B銀行がA銀行の倍の値段に設定されており、トータルで考えるとどちらが得なのか計算する必要がありました。
保険内容を確認するのもポイント
住宅ローンを組む際に契約者は、団体信用生命保険という生命保険に入るのが一般的です。この保険では、契約者に万が一のことがあったときに、家族に負債を残さないための重要な仕組みが設けられています。契約者が病気やケガで入院したときに保証金がでることや、該当する病気になったときに支払いが免除される場合もあります。
私が検討したうち、特にA銀行には、契約者の夫だけでなく妻である私にも適応される保険があったのが魅力でした。夫婦ともにこの先何が起きるかわからないので、2人ともに保険が適応されると安心感があると感じたからです。