2020年2月からタクシー料金変更! 全国の初乗り料金は同じなの?
マネーケア
2019年12月に国土交通省から発表されたタクシー料金の変更。すでに2020年2月1日から実施されていますが、該当の地域で普段タクシーを利用する人にとっては今後の支出に影響を及ぼすため、どのように変わったのかは気になるところでしょう。
今回は全国のタクシー料金を比較したうえで、2020年2月から実施されるタクシー料金変更の内容について説明します。
地域によって違う!全国のタクシー初乗り料金・加算料金の比較
全国のタクシー料金は、運賃ブロックとよばれる地域ごとに細かく設定されています。タクシー料金といえば初乗り料金が注目されがちですが、タクシー料金には初乗り料金と加算料金の2つがあります。タクシーの乗車距離が初乗り距離内であれば初乗り料金のみがかかりますが、初乗距離を超えると加算距離ごとに加算料金が追加でかかる仕組みです。
以下は全国の主要都市のタクシー料金(初乗り料金、加算料金)を比較したものです。
*2020年2月1日以降の変更料金
上表のとおり、地域によって初乗り料金と加算料金、さらに対象となる距離がそれぞれ異なることがわかります。
たとえば「タクシー料金が高い」というイメージを持たれることが多い東京都市部では、初乗り料金は大阪市や名古屋市よりも200円以上安い410円に設定されています。一方加算料金では、料金自体は同じ80円であるものの加算距離が前述の2都市より短いため、乗車距離が長くなれば東京都市部のタクシー料金のほうが高くなります。