今後も段階的な増税が!たばこやお酒離れで税金はどうなる?

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たばこやお酒には多くの税金がかけられているのをご存知でしょうか。例えば、たばこには、国たばこ税・地方たばこ税、たばこ特別税(以下、「たばこ税」)が、お酒には、酒税がかけられています。
今回はそのたばことお酒の税金について解説します。

たばこ税、酒税について

たばこやお酒の小売価格にはたばこ税や酒税が含まれていて、たばこなら消費者が支払った金額のうち約6割は税金です。
では、たばこ税と酒税は、国全体の税収のうちどれほどの割合を占めているのでしょうか。

出典:JT「たばこの仕組み」

2019年度の消費課税(国税)税収予算は66兆4,213億円です。そのうち、たばこ税は約1.5%(1兆150億円)、酒税は1.9%(1兆2,710億円)を占めています。
また、たばこ税の税収を財源にしているのは、国だけではありません。「たばこは地元で買いましょう」という看板などを見たことはありませんか。たばこには国に納める国たばこ税の他に、地方たばこ税という、たばこを買った自治体に納める地方たばこ税も課されていて、地方たばこ税は、自治体にとっては重要な財源の一部になっています。

出典:財務省「消費課税(国税)の概要(税目ごとの税収等)」

たばこ税、酒税の税収は減少している

2018年7月に健康増進法の一部を改正する法律(健康増進法)が成立し、2020年4月1日より全面施行が決定しました。これにより、カフェをはじめとした飲食店から喫煙スペースが姿を消すなど、世の中の禁煙に対する意識がより一層強くなっており、喫煙者の数は大幅な減少を続けています。

出典:JT「喫煙者率」

お酒に関しても、ビールより酒税が低く安価に入手できる発泡酒や第三のビールといったビール系飲料の登場により、消費者のビール離れが進んでいます。
この影響からか、もともと消費量の多かったビールに代わり、発泡酒や第三のビールの消費が進むことで、発泡酒が登場した1994年(平成6年)を境に酒税の税収は減少が進みました。

出典:財務省「酒類の課税数量と課税額の推移」

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小野 みゆき

中高年女性のお金のホームドクター 社会保険労務士・CFP・1級DCプランナー・年金マスター・1級ファイナンシャル・プランニング技能士 企業で労務、健康・厚生...

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