女性の職種別年収ランキング 高収入はあの職種!

給与・ボーナス

この夏のボーナスはいくらもらえるのだろうか。せっかくなら、今の仕事より収入が高くて、待遇がよい会社があれば転職してみようかと、頭の中をよぎることがあるかもしれません。自分の仕事以外で、高収入だと思われている職種のことは、やっぱり気になりますね。
今回は、女性の働き方を職種別年収ランキングから読み解いていきましょう。

女性の職種別年収ランキング、高収入はどんな職種?

年収が高い職種って、どんなものがあるでしょうか。思いつくのは、医師、弁護士、それから…看護師。一般的に年収が高いイメージがある看護師について、2018年賃金構造基本統計調査(表1、2)をもとに分析をしました。

女性看護師では平均年収が478.5万円で、女性の全職種の平均374.0万円にくらべると約100万円高くなっています。
女性全体でみれば平均年収は高いものの、男女あわせた全職種の平均は460.1万円です。夜勤やシフト制という不規則な時間帯で働き、命をあずかる重たい責任を考えると、仕事のわりには高収入とは言えないかもしれません。

実際には女性の職種ランキングでは、看護師の年収は16位で、478.5万円です。ランキング上位は以下のとおりです(サンプル数が100人未満のものは除く)。

 1位 大学教授       1027.9万円
 2位 医師          997.7万円
 3位 大学准教授       833.0万円
 4位 公認会計士・税理士   803.8万円
 5位 弁護士         757.6万円

国家資格の必要な職業など、男女の性差なく働ける職種が高収入の上位を占めています。

ますます多様になる働き方

従来は、定年後は仕事を離れ、悠々自適に海外旅行や趣味を楽しむというイメージが強くありました。
しかし最近では、働き方を選べる時代になりました。将来の老後資金のことを思うと、定年後もゆっくりすることなく、お金のために働かなければならないと考える人もいます。
また一方では、元気で働けるうちは今までの経験を生かして別の仕事や起業をして再チャレンジする人もいます。

実際人手不足を背景に、60歳以上のシニアでも働く人が増えています。2018年賃金構造基本調査(厚生労働省)においても、55~64歳の年齢層で賃金の伸びが大きくなっています。人生100年時代ともなれば、元気で働けるうちは仕事をしたいと思うのも納得です。

収入を増やす、投資という選択

しかし、仕事を続けていきたいと思っても年々気力、体力は衰えてきます。先ほど例に出した女性看護師ですが、年収のピークは50代前半の537.3万円。それからは徐々に減っていきます。この傾向は全職種の女性においても同じです。

収入を増やすといっても、忙しい職種では副業をするには無理があります。また、いくら終身雇用が崩れてきたからといっても、転職してお給料が増えるとも限りません。
しかし、投資を味方に付ければ、今の仕事をしながらでも収入を増やすことは可能です。少しずつ無理なく、働く時間をかけずに資産形成ができます。

まとめ

「不労所得」という言葉に憧れる人も多いでしょう。
そうは言っても、30年もの長い間景気が低迷していたので、いきなり「投資」と言われても、お金が減るのは怖いという声をよく耳にします。しかし、メリットとデメリットを知ったうえで投資を行えば、それほど怖いものではありません。筆者の場合、株式や投資信託から始めて、今は不動産投資が収入の柱になりました。

まずは少額から取り組めそうな商品を始めてみる。投資をすることでお金を増やすことができれば、将来の選択肢も増やすことができます。

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池田 幸代

株式会社ブリエ 代表取締役 証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不...

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