ダイエットよりも簡単な投資って? 知識ゼロから始める資産づくり
投資に興味はあるけれど、大変そうだし、損はしたくない…と思うとなかなか始められない人は少なくないのではないでしょうか。
しかし、「案ずるより産むがやすし」という言葉もあります。女性に身近なダイエットよりも簡単なものもあるくらい。今回は、ダイエットよりも簡単な投資についてお伝えします。
美容も投資も、まずは始めることが大切
ダイエットを始めとする美容も、株などの投資も、始めなければ何も変わりません。
最新のダイエット法について詳しかったり、栄養のバランスや適度な運動についての知識があったりしても、実行しなければせっかくの知識が生かされません。
投資も同様ですが、まったく知識がなければ不安で始められないもの無理はなでしょう。
投資の不安とは、言い換えればお金を失う不安です。確かに、投資は元本保証の貯蓄とは違い、損失を出すこともあります。しかし、損失の可能性を小さくする方法で投資ができれば、ある程度のリスクをとりながら、貯蓄以上のリターンを目指すこともできます。
そこで、最低限おさえておきたいポイントにしぼって考えてみましょう。
投資を始める前のチェックはこの3つ
投資を始めるには、次の3のポイントは要チェックです。
チェック1 無理のない金額でできるか
投資は、一部のお金持ち=資産家のものではありません。インターネットの証券会社などでは、100円からでも投資ができる商品をラインアップしています。
少額から始めれば、損失が出たとしても小さくてすみます。少しずつ始めて、投資に慣れていきましょう。
インターネットの証券会社は各社ありますが、SBI証券や楽天証券は、商品も多いのでオススメです。スマートフォンを利用して、場所を選ばず取引ができるのも魅力ですね。
スマートフォンでの取引がメインになるなら、画面の使いやすさも大切なポイントです。
チェック2 分散投資ができるか
投資先には、株、債券、不動産など様々なものがありますが、どれかひとつに絞るのは危険。運用中に大きく値下がりしてしまったら、損失も大きくなってしまうからです。
そのため、投資先は分散させ、ひとつが値下がりしても、その他でカバーできるようにしておくことが大切。とは言え、それぞれの投資先にどの割合で資金を分散させたらいいのかは、投資のベテランでも難しいものです。
そこで利用したいのが、「投資信託」という商品です。
投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつにまとめ、プロが様々な投資先で運用をしてくれるもの。投資額は少額でも、しっかり分散投資ができます。
投資信託にもさまざまな種類がありますが、初心者なら「バランス型投資信託」がオススメ。国内外の株、債券、不動産などの投資先にバランスよく投資し、リスクを低くおさえながら、リターンを期待できる商品です。
チェック3 コストは安いか
投資をするにはコストがかかりますが、安くおさえるようにしましょう。
投資信託を買う時には、基本的に購入時手数料がかかりますが、ノーロードという手数料無料の投資信託を選べば、購入時のコストはかかりません。
また、運用中は信託報酬というコストがかかります。資産の一定割合が信託報酬として差し引かれますが、この割合は投資信託ごとに異なります。
信託報酬が安いのは、インデックス型と呼ばれる投資信託。インデックス型は運用先がほぼ自動的に決まるので、コストが安くなるのです。
反対にアクティブ型は信託報酬が一般的に高めです。アクティブ型はリスクを取りつつインデックス型より大きなリターンを目指して運用するため、手数料が高くなります。
アクティブ型は、インデックス型よりもリスクが大きいので、投資に慣れてからチャレンジするとよいでしょう。
ダイエットと投資、続けるのはどっちが大変?
ダイエットも投資も、始めることが大切ですが、続けることで効果があらわれてきます。
しかし、ダイエットを続けるのはなかなか大変なのではないでしょうか。美味しいものはたくさんありますし、忙しいと運動する時間を作るのも一苦労です。
では、投資はどうでしょうか。
これは、「積立投資」にしておくことで、自動的に続けることができます。積立投資とは、毎月決まった金額が銀行口座から引き落とされ、自動的に投資にまわせる仕組みです。
いったん設定しておけば、あとは手間をかける必要もなく、着々と投資を続けることができるので、ダイエットよりも続けやすいと言えますね。
まとめ
投資初心者なら、少額から始められ、分散投資ができて、コストの安い、インデックス型の投資信託がオススメです。さらに、積立投資の仕組みを利用すると、手間をかけずに継続することができます。
せっかく始めるなら、「つみたてNISA(積立NISA)」の制度を活用するといいでしょう。
運用して利益が出たら、通常は20.315%の税金が差し引かれるところ、つみたてNISAであれば非課税なのでおトクに運用ができます。