国際結婚の魅力とは お金でつまずかないために知っておくべきこと

結婚・出産

「国際結婚」は日本人同士の結婚にはない良さがある反面、大変なこともあるでしょう。結婚は楽しいことだけ考えるのではなく、「お金」のこともきちんと考えておくことが大切です。国際結婚の魅力とお金でつまずかないために知っておくべきことについてお伝えします。

国際結婚の魅力

結婚相手の出身国にもよるでしょうが、日本人の男性にくらべて愛情表現が豊かなイメージがありますよね。女性にとっては結婚してからも愛情表現をしてくれるパートナーとの生活は、いつまでも恋人同士でいられる気分が味わえそうです。

また、国際結婚の魅力としては、母国語が異なる両親の子供がバイリンガルに育てられる環境です。もちろんそう簡単ではなく、外では住んでいる国の言葉を使い、家族だけの時は住んでいる国ではない親の母国語を使うなどの努力は必要ですが、グローバルな時代の子育てには、大きな魅力のひとつでしょう。

結婚前に確かめておきたいお金について

国際結婚のハードルとなるのは、文化の違いがあげられます。夫婦だけのことであれば、2人で話合いお互いを思いやる愛情でカバーできるでしょうが、配偶者の親戚となると簡単ではない部分もあるでしょう。
日本では無い行事への参加、親戚との付き合い方など、日本の嫁姑問題とはまた異なる文化の壁があるかもしれません。結婚前には、親戚との付き合い方や行事など、お互いの文化の違いについて、どう向き合っていくのかを確認しておくと安心です。

また外国籍の人と結婚し、日本で生活する場合におさえておきたいお金についても確認しましょう。

国民年金

結婚相手が外国籍でも、日本に住む20歳以上60歳未満の人は国民年金に加入し、国民年金保険料を納めることが義務付けられています。
年金を受給しないまま帰国する外国人のためには、脱退一時金制度があります。同じく厚生年金についても、脱退一時金の制度があります。

生命保険

外国籍の人でも保険会社が定める条件を満たしていれば、契約者、被保険者、保険金等の受取人になることができますが、保険に加入している間、日本国内に居住することが必要です。ただし、観光ビザ、または就学ビザで国内に滞在している場合は難しいでしょう。
また、日本語の読み書きができ、契約関係書類の理解ができること、住民票の提出できるなどの事項を満たすことが必要です。
その他には、契約者、被保険者、受取人の関係が夫婦の場合は、婚姻証明書(婚姻届受理証明書)の提出を求められることもあります。
詳しくは、契約をする保険会社に確認が必要です。

続いて、税金や銀行口座・証券口座の開設について確認しましょう。

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今関 倫子

ファイナンシャルプランナー 外資系保険会社勤務中に、AFP資格取得後、独立系FP事務所に転職。ファイナンシャルプランナーとして活動し、女性を中心に年間のべ2...

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