結婚式の2次会の相場 東京や地方で会費が違うのはなぜ?

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結婚式の2次会に参加した経験がある人は、東京と地方では会費の相場に違いがあると感じたことはありませんか? 2次会の会費の相場は、地域によってバラつきがあるようです。今回は、結婚式の2次会の会費の相場をはじめ、東京や地方で会費が違う理由について検証してみます。

■会費の全国平均、女性は5500円

ゼクシィ 結婚トレンド調査2018 調べ」によると、2次会の会費を尋ねたところ、男性では「8000~9000円未満」の23.2%が最も高く、「5000~6000円未満」が18.3%、「7000~8000円未満」が14.8%で続き、男性の全国平均は6200円となっています。
また、女性では「7000~8000円未満」が20.5%で最も高く、「5000~6000円未満」が19.4%、「3000~4000円未満」が17.3%で続き、女性の全国平均は5500円となっています。

続いて、地域別に2次会の会費の平均を見ていきましょう。
平均が一番高かったのは、男性では東海の7700円、続いて関西の7500円、首都圏の7300円となります。女性では東海の7000円、続いて関西の6000円、首都圏の6400円となりました。
一方、平均が一番安い地域は男女ともに北海道の3400円で、一番平均が高い地域との差は約4000円もありました。地域別に見ても男女ともに2次会の会費の差額はありますが、地域別の平均順は男女ともにほぼ同じ順位になっていることがわかります。
地域別に会費に差がでるのはなぜでしょう。

2次会会費の地域別平均金額

ゼクシィ 結婚トレンド調査2018 調べ」より筆者作成

■東京や地方によって違う理由とは

地域によって2次会の会費に差が出る原因としては、2次会会場に支払う費用があげられます。
地域別にみると2次会会場に支払った総額で一番平均が高かったのは、富山・石川・福井の42万円、続いて関西の37万5000円、首都圏の36万7000円となり、2次会の会費の平均が一番高かった東海は32万5000円でした。
一方、2次会の会費の平均が一番安い北海道は12万7000円であり、2次会の会費の差が大きいのも頷けます。

富山・石川・福井の2次会の会費の平均は男性6700円、女性5600円と上位の3つの地域よりは低いものの、2次会会場に支払う費用が一番高いのは気になりました。
たとえば、首都圏では2次会の会場としてはレストランを利用するのが一番多いのですが、富山・石川・福井ではホテル・式場の宴会会場を一番多く利用しているようです。

首都圏では交通の便が良い場所に、2次会で利用できるレストランの選択肢は多くありますが、地方によっては2次会会場を他で探すより、ホテル・式場の宴会会場を利用した方が交通の便などを考えても選択しやすいのだと考えられます。
2次会会場の費用が高くなっても、2次会の会費を高く設定しないのは地域の特性もあるかもしれませんね。

■結婚式貧乏にならないためのマネー計画

結婚式で友人の幸せをお祝いできることは嬉しいことではありますが、結婚式に招待されるたびにお祝儀、美容院代、衣装代など大きな費用がかかります。事前にマネー計画をたてておかないと、結婚式貧乏になってしまいます。
周りの友人や同僚が結婚する時期が重なると、毎月の収入から結婚式に参加する費用を捻出するのは厳しくなり、ましてやお金がないという理由から結婚式や2次会の参加を断らざるを得ない状況になりかねません。

友人や同僚から結婚の話がでてくる様になれば、結婚式の貯蓄準備をはじめましょう。結婚式の招待状が到着してからでは、スケジュール的に貯蓄する期間が短いことも想定できるため、結婚式の日程や場所について教えてもらえたら早目に準備をはじめるのが望ましいです。
また、6月など人気の結婚式シーズンには、結婚式が2つ、3つ重なることもあります。
さらに、海外挙式への参加となれば旅費もかかります。友人からプロポーズされて結婚が決まったなど報告があれば、すぐさま貯蓄の準備を開始しましょう。

■まとめ

今回は結婚式の2次会の相場についてお伝えしました。結婚式の2次会の相場は地域によって差があるのも地域の特性が大きく影響しているようです。2次会の詳細などは、直前に知らされることもありますので、結婚式に招待されたら、結婚式の2次会の会費は地域別の相場を参考に資金準備しておくとよいでしょう。

今関 倫子

ファイナンシャルプランナー 外資系保険会社勤務中に、AFP資格取得後、独立系FP事務所に転職。ファイナンシャルプランナーとして活動し、女性を中心に年間のべ2...

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