加入内容や期間は見落とし注意!保険加入の失敗エピソード3選
クレカ付帯の保険加入で保険料負担増に!
心配性あるある?「あれば安心」がもたらす悲劇
買い物をしたときのポイントを得るためや、キャッシュレス化が進んでいることなどが理由で、クレジットカードの枚数が増えていくことはありませんか?筆者はその1人で、クレジットカードを何枚も作っていました。
案内を読んで不安にかられ、次々と保険に加入
あるとき、請求書に同封されていた案内に入っていたクレジットカード保有者向けのがん保険の内容を見て、保険料の安さにびっくりします。それは、月払保険料500円程度で、がんの診断を受けたら一時金や入院保険などが受け取れるといった内容でした。
そもそも筆者は、すでに医療保険とがん保険に加入していました。しかし、がん保険の案内パンフレットを見ていたら「もしも働けなくなったらお金は足りるのだろうか」と不安になったのです。結果、「毎月500円くらいで、万一入院したときに今加入している保険と合わせたお金がもらえるなら、より安心」という考えになり、加入に至りました。
そして後日、また違うクレジットカードからも、事故やケガの際に利用できる傷害保険の案内を受けます。パンフレットを読むうちに、「あると便利だな」「数百円だし、まあ良いか」「手続きも同封の書類を提出するだけで簡単だし」などと思い、加入してしまったのです。
本当に必要なのか見極めが大切
あるとき貯金を始めようと家計を見直していくと、クレジットカード付帯の保険料に月々2,500円も支払っていることに気づきます。数字だけ見ると、さほど大きな金額に感じない人もいるかもしれませんが、1年間で考えると3万円、10年だと30万円という計算です。
「もしかして、まずいかも…」と思った私は、自分が加入している医療保険やがん保険の保障内容を確認。クレカ付帯の保険が、果たして本当に必要なのかをチェックしました。すると、主体の医療保険やがん保険の保障内容がしっかりしていたため、筆者にはクレカ付帯の保険は必要ないという結論にいたったのです。しかし、それに気づくまで3年ほどかかったため、保険料支払いにより9万円ほど失ったことになります。
この付帯の保険、筆者が気づいたタイミングでは不要と判断しましたが、万一加入期間中に入院やケガがあった場合は、「加入しておいて良かった」と思うかもしれません。このように、人によって必要か不要かは違います。しかし忘れないでほしいのは、たとえ保険料が少額でも、それが本当に必要な保障内容なのかどうかの確認です。
十分な保障内容の保険に加入していれば、その他の保険は不要なため、筆者のように「あればあるだけ安心」などと心配しすぎて加入過多にならないよう、注意しましょう。
最後に紹介するのは、友人B美の保険の空白期間による失敗エピソードです。