乱立するステーブルコイン、生き残るのは?

仮想通貨

ウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所Geminiが規制当局の承認を受けた米ドル連動の仮想通貨「Gemini Dollar(GUSD)」を9月に発行し、ステーブルコイン(法定通貨に連動するなど価格変動の小さい仮想通貨)が乱立する時代に突入してから約2カ月が経過しました。

GUSDの発行以降、ブロックチェーン企業のPaxosが「Paxos Standard(PAX)」を、仮想通貨企業のCircleと仮想通貨取引所のCoinbaseが共同で「USD Coin(USDC)」を発行しています。

これら3つの仮想通貨と2018年前半に発行された「TrueUSD(TUSD)」が、ステーブルコイン市場で勢力を拡大しています。

ステーブルコイン市場最大の仮想通貨は「Tether(USDT)」で、その時価総額は最大で約29億ドル(11月現在のレートで約3,300億円相当、以下の円表記も11月のレートで概算)に達し、市場全体の95%以上を占めていました。しかし裏付けとなる十分な準備資金を保有していないのではないかといった疑惑から信用が低下し、10月だけでその時価総額は10億ドル(約1,100億円)以上減少しています。

TUSDはこの乱立時代に先んじて3月に発行され、GUSDやPAXが発行された9月10日時点で既に時価総額は7,900万ドル(約89億円)に達していました。現在の時価総額はこの約2倍の1億7,400万ドル(約200億円)で、USDTに次ぐ規模を誇っています。

しかし成長速度でみるとUSDCやPAXが勝っています。USDCとPAXの時価総額は既に1億ドル(約110億円)を超えています。

特にUSDCは米最大手の仮想通貨取引所Coinbaseで取り扱いが始まったことでさらに急成長し、現在の時価総額は1億2,700万ドル(約140億円)になっています。

一方PAXもUSDCと抜きつ抜かれつの成長を見せており、現在の時価総額は1億700万ドル(約120億円)です。PAXはBinance、OKEx、ZB.com、Coinbeneといった複数の大手取引所で売買されているため1日の取引高はおよそ4,000万ドル(約45億円)もあり、流動性の高さが魅力です。

予想外の展開になっているのがGUSDで、発行時には注目を集めたにもかかわらず、なかなか成長できずにいます。時価総額はわずか1,100万ドル(約12億円)で、1日の取引高も750万ドル(約8億5,000万円)程度しかありません。

ワザモノ編集部

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