覚えておきたい!厚生年金のメリット・デメリット
厚生年金に加入するデメリット
厚生年金は少ない負担で将来多くの年金を受け取れたり、万が一の際に手厚い保障を受けられたり、といったメリットがある一方、デメリットもあります。
それは、扶養範囲内のパートタイマーやアルバイト等で働いている人などが厚生年金に加入する際は、毎月の給与から差し引かれる金額が多くなるため、手取り額が減ってしまうことです。
厚生年金は、短時間労働のパートやアルバイトでも条件を満たしていると厚生年金保険の加入対象になります。
「所定労働時間が週20時間以上」、「雇用期間が1年以上見込まれる」、「月収8.8万円以上」、「学生でない」、「従業員が501人以上の企業に勤めている」といった要件を満たす人は、厚生年金に加入することになります。
経済的な余裕がある場合は良いですが、老後にもらえるお金より毎月の手取りが減ると生活が苦しくなる可能性がある場合は、働き方を変えることも検討しなければなりません。
メリットだけに目がいきがちですが、デメリットも把握した上で判断するようにしましょう。
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まとめ
厚生年金は保険料が事業主と折半なので負担が少なく、将来の年金は多くなります。
また万が一の際は、障害年金や遺族年金などの保障も手厚いです。それらに加えて、老後の年金も考えると厚生年金に加入した方が、メリットが大きいと言えるでしょう。
しかしながら、パートタイマーやアルバイトの方が毎月の生活費を負担するために収入を得ているなら、厚生年金へ加入することで、手取りが減る可能性もあります。働き方も含めて保障の手厚さ、老後の年金額が増えることも含めて、総合的に判断すると良いでしょう。