LINE Payは忘年会などの割り勘や送金にも使える!メリットと注意点まとめ

貯金・家計

早いもので2018年もあと少し。それと同時に増えてくるのが忘年会や新年会といった飲み会だと思います。

飲み会でよく発生するのが、お金のやり取りです。宴もたけなわ、そろそろお開きといったときに、電卓片手におつりの計算をしたり、幹事さんがお金を徴収して回ったりしているのを見かけます。でも、これってちょっと面倒くさくないですか?

こんなところで役立つのがLINE Pay。LINEのなかにお金をチャージして支払いをしたり、割り勘・送金をしたりできるサービスです。

面倒な計算・お金のやり取り不要! LINE Payで割り勘支払い

たとえば仲良しの4人でプチ忘年会をしたとしましょう。そしてお会計が1万4384円だったとします。これを細かく割り勘すると3596円になります。

じゃあお会計というところになって、4人でお金を出し合うと……

「私1万円しかないから、お釣りちょうだいね」
「僕は5000円出しておくね」
「ごめん、3000円しか持ってなかった!」

なんてことが起こる可能性があるのです。

まあ、その場の支払い自体は問題ないでしょう。しかし、お釣りをそれぞれに返すには細かいお金が足りませんし、不足の596円を後から徴収するのもけっこう面倒です。

こんなときこそ、LINE Payの出番です。いったんまとめて支払いを済ませたら、LINE Payの「割り勘」で友だちを指定して、金額を入力すれば、LINEトークに支払いの依頼をすることができます。
友だちは酔いがさめたら、その依頼にしたがって、LINE Payで割り勘代をきっちり送金すればいいというわけです。

これなら店先で現金をやり取りする必要はありませんね。支払いをしたかどうかの履歴も残りますので、誰が支払っていないかも一目瞭然です。
何より便利なのが、離れたところにいても送金できること。めったに会わない人とでも、LINE Payを介してお金を受け渡しできるのです。「お金を立て替えたけど、会わないまま忘れられてしまった……」などということもなくせます。

利用登録・チャージも簡単! すぐに使い始められる。

LINE Payを使い始めるのはとても簡単。LINEアプリ右下の「ウォレット」をタップすると、上側に「LINE Payをはじめる」というリンクがでてきます。これをタップし、利用規約に同意すれば登録完了です。

割り勘や送金・出金の機能を利用するには本人確認が必要です。LINE Payでは銀行口座を登録して本人確認を行います。ここまでわずか数分、すぐに使い始められます。
ちなみに、本人確認をすると利用残高の上限も10万円から100万円に増えます。

LINE Payへのチャージは、登録した銀行口座のほか、コンビニの端末やLINE Payカードというカードを利用することでできます。基本的にはチャージした分しか使えませんので、使いすぎの心配はないでしょう。

残高がなくなったときに、設定した銀行口座から自動的にチャージするオートチャージの機能も利用できます。これならチャージの手間もなくせます。

弱点は2つ。ハードルは「友だち登録」かも?

このように便利なLINE Payですが、弱点も2つばかりあるように感じます。

1つは、割り勘や送金をしたい相手と友だち登録する必要があるということ。冒頭の例のように仲良しの人なら問題ではないのですが、大きな飲み会などの場合、正直つながりたくない人もいるでしょう(笑)。そうした場合は、ちょっと使いにくいように感じます。

もう1つは、LINE Payから銀行口座に出金するときに、216円の出金手数料がかかってしまうこと。LINE Payを使った支払いや送金などは無料でありがたいのですが、ここだけはお金がかかってしまいます。
普段はLINE Payの中にお金を残しておいて、どうしても使う必要があるときだけ、まとまった金額を出金するようにしたほうがいいでしょう。

まとめ

多少の注意点はあるものの、現金をやり取りせず手早く支払い・送金のできるLINE Payはスマートそのもの。利用できる店舗も徐々に広がっているようです。ためしに使ってみて、キャッシュレス決済(現金を使わない支払い)を体験してみてはいかがでしょうか。

頼藤 太希

(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント 中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。...

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