マネー初心者でもわかる!定期保険の特徴まとめ

保険

「定期」というと何を思い浮かべますか?
お金を預けて満期に利子がつく「定期預金」という方が多いでしょう。保険でも「定期」がありますがお金はほとんどたまりません。では、「定期保険」はどんなものなのでしょうか?

定期保険の特徴

ある一定期間のみ保障をする保険を「定期保険」といいます。ほとんどが解約金や満期金がない掛け捨てタイプで、大きな保障を安い保険料で準備できます。また、決まった期間のみの保障なので一生保障する「終身保険」よりも保険料は安いのが特徴です。
期間は1年、5年、10年など短いものと60歳や90歳までなど長いものに分けられます。保障の内容は、死亡・ガン・入院など目的によって様々な保険があります。

活用のポイント

予算はあまりかけられないけれど保険に入っていないのは不安…という場合、まずはこの安い定期保険で保障を準備するのもよい方法でしょう。子どもができたら子どもが独立するまでの22年間だけ保障を増やすなど必要な期間だけ追加するというアレンジもできます。
応用編としては、車のローンを組んで自分に万一のことがあって借金だけ残すのはイヤ!という場合、ローン返済期間10年だけ借入金額200万円分の定期保険に加入するという方法もあります。

注意点

保険の期間が決まっているので、基本的には満期がきたら放っておいても継続(自動更新といいます)されるものが多いようです。 満期までで終了と思っていたら保険料の支払いが続いていたというケースもありますので、いつまで保障が必要なのか確認しておきましょう。反対に、更新するタイプでなければ満期がくると保険は終了します。満期が過ぎてから、万一のことがあっても保障はもちろんありませんので保障切れに気をつけておきましょう。

また、更新するとそのタイミングの年齢で保険料が再計算されるので、更新のたびに保険料がアップしていきます。途中で病気になると次の更新が断られてしまうケースもあるので、長期間に渡って保障が欲しい場合はあらかじめ終身保険を選ぶとよいでしょう。

まとめ

言われるがまま、担当者まかせで保険を選んでいませんか? 保険はたくさんの人から資金を集め、困った人を助けるという相互扶助の考え方で生まれた仕組みですので、「掛け捨て」イコール「悪い」というものではありません。自分がいつまでどんな保障がほしいのか具体的にイメージして保険を選んでいきましょう。保険もオーダーメイドで選ぶ時代です。

稲村 優貴子

ファイナンシャルプランナー(CFP?)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ 大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポ...

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