生命保険の保障額は自分で計算!損をしない保険の入り方

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生命保険に加入するとき、営業の担当者に勧められる保障金額で加入していませんか?その保障金額が自分にとって適正なのかどうかもわからないという人も多いと思います。
では、生命保険の保障金額=保険金の適正金額って誰に聞けば良いのでしょう?

実は自分の事は自分が一番よくわかっているわけですから、自分で計算するのが一番妥当な金額という事になります。
そこで今回は、自分で保障額を計算する方法をお伝えしていきたいと思います。

大きすぎる保障額は損?

保障額が大きいという事はそれだけ毎月の保険料が高いという事になりますから、適正な保障額より大きな保険だったら保険料は損という事になります。
しかし、改めて必要保障額を計算して加入し直しとなると、年齢が上がって保険料が高くなることもあるため、保障額が減って保険料は上がりかえって損、という事もあります。
この場合は、これまでの保険を活かし、減額するなどの方法をとったほうが良いでしょう。

まずは「必要保障額積み上げ方式」で計算

必要保障額の計算はそれほど難しくはありません。ここでは、必要保障額積み上げ方式をご紹介したいと思います。

まずは現在の毎月の生活費を割り出します。
生活費には食費、水道光熱費、通信費、交通費、衣類日用品、医療費、交際費、娯楽費、雑費などが含まれます。
これらの生活費を踏まえて、万が一の時に必要な生活費を計算します。

お子さんが働き、独り立ちをするまでは、これまでの生活費の7割が必要の目安になりますので以下の計算をします。

現在の年間生活費×70%×12カ月×(末子独立時年齢-末子の現在年齢)

現在の生活費が20万円なら、7割の14万円が必要な生活費。末子が2歳で独立は大学卒業後の22歳としたら、あと20年です。
つまり、14万円×12カ月×20年=3,360万円

次に、お子さんが独立をした時の配偶者の平均余命を調べて、現在の生活費の5割が必要として計算します。

現在の年間生活費×50%×12カ月×末子独立時の配偶者の平均余命

参照:厚生労働省「2018年簡易生命表の概況」
末子が2歳で妻が現在35歳なら、末子が独立する20年後には妻は55歳。55歳の平均余命は33.66年です。
つまり、10万円×12カ月×33.66年=4,039.2万円

さらに別途必要資金を割り出します。
住居費用、教育資金、子供の結婚資金、葬儀費用、相続費用、予備費などがあげられますが、住居費用に関しては、持ち家で団体信用生命の加入がありローンの返済が不要になる場合は必要資金には含みません。
賃貸の場合は家賃を生活費に入れて計算すると良いでしょう。

また、別途自動車のローンや教育ローンなどの借入金がある場合は必要資金に入れて計算します。
これらの合計が、万が一の時に必要なお金です。

NEXT:「必要保障額は、積み上げた保障額から期待できる収入を差し引く」

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廣木 智代

ファイナンシャルプランナー(CFP) 結婚後、家業のスナックで手伝いをしていたが母の引退と共に廃業。家計の苦しさを埋めるための我が家の保険の見直しをきっかけ...

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