旅行に出かけるなら入っている? 旅行保険の加入率と選ぶ基準
着替え・化粧品・おやつ・おこづかい…海外旅行ならパスポートなど旅行に行く前に準備している時からわくわくするものですね。
しかし、旅行保険は事前に準備していますか?慣れない土地で万一のことがあると心配ですが、旅行保険は実際のところどれくらい加入しているのでしょうか?
旅行保険の加入率は18%
マイボイスコムの「旅行保険に関する調査」(2018年11月発表)によると国内旅行の時に加入した」が6.2%、「海外旅行の時に加入した」が11.8%で国内・海外合わせて旅行の際に旅行保険に加入したのは合計18%となっています。
国内で万一のことがあっても、家族に連絡がとりやすく、日本語で様々なピンチを乗り切ることができそうですが海外旅行となるとそうはいきません。
旅行保険に入っているとどんな場合に助かる?
海外旅行に行って困ったことはありませんか?
損保の仕事に携わったことのある筆者は、海外旅行保険に行って何度も助かったことがあります。実例を2つ紹介しましょう。
[盗難]ホテルのベランダに置いておいた双眼鏡が盗難に
インドネシアのバリは、日本人観光客も多いので油断しがちですが治安はいいとは言えません。ホテルの自分の部屋のベランダだからと景色を眺めるために置いておいた双眼鏡が外出から帰宅するとなくなっていました。自分の荷物を何度も調べ、同伴者も置いていったことを覚えていたためホテルのスタッフに言いましたが、らちがあかず。
現地の警察に盗難証明を書いてもらい帰国してから、買った当時の双眼鏡の領収書を添付して2万円ほど保険金をもらいました。
[病気]子どもが高熱で病院へ
ハワイに到着してすぐ観光に連れまわしたせいか2歳だった子どもが急に発熱。体温計は持っていませんでしたが明らかに体中熱い。当時加入していた海外旅行保険のサービスセンターに連絡するとホテルから一番近い日本語通訳のいる病院を紹介してもらい、海外旅行保険証券を提示してキャッシュレスで治療してもらえることに。海外の病院代はかなり高額でその時で約4万円くらいだったようです。もらった飲み薬はかなり強いものだったようですぐに効き楽しく旅行を続けることができました。
このように、日本でならすぐに対応できることも海外となると言葉の壁があったり、とっさにどのように対処していいかわからなくなったりと困ることばかりです。海外旅行の場合は、保険に加入しておいた方がよいといえるでしょう。