変額保険のメリット・注意点まとめ

保険

生命保険の種類の中に変額保険があります。この保険はイメージとすると投資信託に保険がついたものになります。つまり、保険料が株や債券で運用されて結果次第によっては保険金や解約返戻金が増えるというものです。

今回は、変額保険のメリット・デメリットをまとめてみました。

変額保険のメリット① インフレに強い

変額保険の一番メリットはインフレに強いというところです。先日、90歳のAさんが加入している保険の証券を見せてもらったところ保険金は10万円でした。Aさんの若いころには10万円もあればお葬式ができたそうです。

しかし、今はどうでしょう?数十年前に比べてモノやサービスの物価が上昇し、昔は10万円でできていたお葬式が今は10万円ではできないのです。これがインフレです。変額保険の場合、運用次第で保険金が増えますので50年後にも役立つ分の保険金が受け取れるのです。

変額保険のメリット② 保険料が安い

定額保険という基本的に保険金が確定されている保険に比べて保険料が安いというメリットがあります。

例えば、保険料を30歳から60歳まで支払う終身の死亡保険に加入しようとすると変額保険の方が日本円建ての一般的な終身保険に比べて安くなります。例えば30歳女性が60歳払い込み終了の終身保険に加入しよとした場合、月払い保険料はA社の一般的な終身保険が14545円、B社の変額終身保険は9785円と変額保険の方が7割程度の保険料ですむ場合もあるのです。

変額保険のメリット③ 死亡保険金に最低保証がある

安い保険料といえば、最近は外貨建ての保険もありますが、外貨の場合、為替の動きに左右されます。そのため死亡保障に最低保証がなく必要な保険金が確保できなかったという事があります。しかし、変額保険の場合、運用の良し悪しに関係なく加入時の死亡保険金は保証されるため必要な保険金の確保がしやすくなります。

変額保険のメリット④ 資産形成になる

変額保険は運用が上手にいけば、保険金だけでなく解約返戻金も増えます。つまり、死亡保障を確保しながら将来の資産形成が同時に出来る事もあります。保険料払込終了後、解約返戻金を年金に変えることも可能な場合もあります。

メリットを見ると良いことばかりの変額保険ですが、もちろん注意しなければならない点もあります。

変額保険の注意点① 運用の知識が必要になる

運用ができる保険のため、最低保証の保険金や解約返戻金の増加を求めるのであれば運用の知識が必要になります。なぜなら、支払う保険料をどこで運用するか選択ができる保険だからです。途中運用先を変えることも可能です。そのため運用の知識があった方がより変額保険の特性を活かすことができるのです。運用の知識がないとずっと最低保証の保険金のままという事もあります。

変額保険の注意点② 解約返戻金が0になることがある

運用がうまくいかなかった場合は解約返戻金が0になることもあります。学資金など時期によって必ず使う資金のために変額保険に加入するのは危険です。

変額保険の注意点③ 投資信託に比べてコストが高い

運用と考えると投資信託に比べて死亡保障にかかる費用や保険契約の維持にかかる費用が多くかかります。そのため、投資信託も変額保険も同じ1万円の支払いだとしても変額保険の方がコストがかかり運用に回る部分が少なくなります。しかし保険料にそのようなコストが含まれているため見落としがちです。

まとめ

変額保険は取扱い会社が少ないため取扱いのない保険会社からは勧められることがありません。複数社扱う保険代理店などで定額の保険や外貨建ての保険も一緒に設計書を作ってもらい比較検討をしてみると良いでしょう。

廣木 智代

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ファイナンシャルプランナー(CFP) 結婚後、家業のスナックで手伝いをしていたが母の引退と共に廃業。家計の苦しさを埋めるための我が家の保険の見直しをきっかけ...

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