【体験談】デザイン業界から福祉職へ!未経験者の転職ストーリー

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【転職後】未経験の福祉業界へ!その実態は?

転職するまでの私は、グラフィックデザインの仕事しか経験がないため、世の中にどんな仕事があるのかが不明瞭でした。転職活動は、まず転職サイトの閲覧から始めることにしたのです。そこで目についたのが、福祉業界の仕事でした。

障害福祉の会社に応募しようと思った理由は、当時の自分とは縁遠い存在であった福祉業界のイメージをより良くしたいと思ったから。デザイナーの頃に受けていた案件の中には、福祉事業所や施設から発注を受けたものがあり、「もっと若い世代に訴えかけるようなデザインなら、もっと親しみやすくなりそう」とよく思ったものでした。

そこで選んだ職場が、「就労移行支援事業所」です。

就労移行支援事業所って?

就労移行支援事業所とは、障害者総合支援法に基づいた福祉サービスのひとつである就労移行支援を行う事業所のこと。利用者はここに学校のように通いながら、就職へのトレーニングを受けます。オフィスマナーや応募書類作成、面接の練習だけでなく、就労を継続するための健康管理やストレス解消方法なども学ぶことができます。

仕事内容と給与・待遇について

私が配属された就労移行支援事業部は、全国にある各事業所で実際に利用者へサポートを行う支援員が所属する部署。業務の内容は就労に関する講座の開講や、利用者との面談、他関係機関との連携サポート、就労後の定期面談など多岐に渡ります。

業務内容は多いと思いましたが、新入社員に対する研修制度がしっかり整った会社であったため、未経験でも必要な知識を学ぶことができました。

働いてみると、利用者との面談が長引くこともあるため、時々残業があったものの、基本的には定時帰宅が可能でした。プライベートとの両立がしやすく、働きやすい環境だったと思います。

給与面は、ボーナスの支給はないものの、勤続年数と功績に応じて給与がアップする制度があったため、日々の業務に対するモチベーションは維持できていたように思います。

福祉職として働くメリットとデメリット

支援員は利用者と関わる時間が長いため、時間の経過と共に利用者の成長を間近に感じる点が大きなメリットと言えます。また、利用者だけでなく、その家族やかかりつけの病院、関係機関などと連携したサポート業務が必要となるため、さまざまな人と関わりを持てる仕事です。利用者の就職が決まった際には、大きなやりがいを感じられました。

一方で、精神的な不調を訴える利用者の気持ちを汲み取りすぎると、共倒れの可能性がある点がデメリットと言えるかもしれません。特に新入社員にこの傾向が強く、「何とかしてあげたい」と利用者の気持ちに寄り添いすぎてしまうのが原因です。仕事は仕事!としっかり割り切り、気持ちを切り替えることが大切になる仕事だと思います。

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assan

グラフィックデザイナーから福祉職に転向した、異色の経歴を持つライター。 私生活では、わんぱく2歳男児の子育てに日々奮闘しています。

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