おトクに株主優待を受取るには? 権利確定日に注目

株式投資

株式投資は難しそうだけれど、株主優待には興味があるという人もいるのではないでしょうか。株主優待を受けるには、ただ株式を購入すればいいのではありません。株主優待を受けたいのであれば必ず知っておきたい権利確定日について解説します。

■株主優待のしくみ

株主優待とは、企業が株主に配当とは別に、感謝の気持ちを表すために品物やサービスなどを提供することを言います。提供する品物は企業により異なり、自社の商品やサービスのこともあれば、金券やお米、カタログギフトなど様々です。
株主優待は、株を持っているだけで受け取る権利があるわけではありません。2つの条件を満たしていないと受け取ることができないのです。

1つ目は、株式の銘柄ごとに決められた「権利確定日」に、自分の名前が株主名簿に記載されていることです。権利確定日とは、株主優待などを受取る権利が確定する日のこと。
しかし、権利確定日だけ株を所有して入ればいいかというと、そういうわけではありません。権利確定日の3営業日前に株を所有していないと株主の名簿に記載されません。

たとえば、2019年6月30日が権利確定日の場合は、土日は営業日に含まれないので、6月25日までに株を購入していないと間に合いません。この、購入の締切日のことを、「権利付最終日」といいます。
しかし、企業によっては6カ月以上、あるいは1年以上株を所有していることなどの条件がある場合もあります。最近の傾向として、長期間保有している株主にはプラスアルファの優待を用意している企業も増えているようです。

2つ目は、株主優待を受けるための必要な株数を所有していることです。
100株以上の企業もあれば、1000株以上や、1万株以上としている企業もありますので、必ず必要株数はチェックするようにして下さい。

■東証一部上場企業の決算日

権利確定日は企業により、年に1回もしくは2回あります。決算月が権利確定日になっている企業も多く見られます。年に2回ある場合は、決算月と、その半年後の2回になっています。

決算や、株主優待の権利付最終日が近づくと注目が集まり株価が上がってしまうこともあります。優待が欲しい銘柄が決まっているのであれば、余裕をもって購入しておくことで株価上昇を回避できます。
6月に決算を迎える東京証券取引所一部上場企業は、ジョイフル本田、キングジム、アルペンなどがあります。

主な東証一部企業決算日

■株主優待で株を選ぶポイント

せっかく株主優待をもらっても、使えなければ意味がありません。株主優待の品物から購入する株を選ぶのであれば、いつも使っているスーパーや、お店、百貨店、化粧品などから探してみるといいでしょう。
例えばスーパーのイオンでは、年に2回オーナーズカードが発行されます。買物の時にオーナーズカードを提示すると、100万円までの買い物金額に対するキャッシュバックが、所有する株式数によって3~7%受けられます。また1000株、3年以上保有している株主には、2000円のイオンギフトカードがもらえます。

また、ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドでは、100株以上の株主には東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーいずれかのパークで利用可能な1デーパスポートがもらえます。

株主優待をもらうためには必要な数の株を購入しなければなりません。株を買うにはまとまったお金が必要だと思っている人もいるかもしれませんが、実は5万円以下で購入できる株式もあります。

例えば、ビューティ花壇では、100株以上保有でグループ会社が運営するお店の定価2万円までの商品を、40%割引で購入することができます。同じく5月10日の株価は351円で株主優待必要株数は100株ですので、3万5100円で購入することができます。

■まとめ

商品券や、自社商品などがもらえておトクな株主優待ですが、もらえる条件を満たしていないともらえません。権利確定日と必要株式数は必ず確認しましょう。
自分にとっては何がおトクになるのかもよく考えて銘柄を選ぶといいでしょう。

黒須 かおり

ファイナンシャルプランナー CFP® 女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識...

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