おトクに株主優待を受取るには? 権利確定日に注目
株式投資
株主優待で株を選ぶポイント
せっかく株主優待をもらっても、使えなければ意味がありません。株主優待の品物から購入する株を選ぶのであれば、いつも使っているスーパーや、お店、百貨店、化粧品などから探してみるといいでしょう。
例えばスーパーのイオンでは、年に2回オーナーズカードが発行されます。買物の時にオーナーズカードを提示すると、100万円までの買い物金額に対するキャッシュバックが、所有する株式数によって3~7%受けられます。また1000株、3年以上保有している株主には、2000円のイオンギフトカードがもらえます。
また、ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドでは、100株以上の株主には東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーいずれかのパークで利用可能な1デーパスポートがもらえます。
株主優待をもらうためには必要な数の株を購入しなければなりません。株を買うにはまとまったお金が必要だと思っている人もいるかもしれませんが、実は5万円以下で購入できる株式もあります。
例えば、ビューティ花壇では、100株以上保有でグループ会社が運営するお店の定価2万円までの商品を、40%割引で購入することができます。同じく5月10日の株価は351円で株主優待必要株数は100株ですので、3万5100円で購入することができます。
権利確定日と必要株式数は必ず確認しよう
商品券や、自社商品などがもらえておトクな株主優待ですが、もらえる条件を満たしていないともらえません。権利確定日と必要株式数は必ず確認しましょう。
自分にとっては何がおトクになるのかもよく考えて銘柄を選ぶといいでしょう。
執筆者:ファイナンシャルプランナー(CFP) 黒須 かおり