2023年提出分の確定申告は要注意!変更点をわかりやすく解説

2023年提出分の確定申告は要注意!変更点をわかりやすく解説
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提出期限は?便利なキャッシュレス納付を活用しよう

2023年2月16日からスタートする原則的な確定申告の提出期限は、3月15日までとなります。ただし、所得税の還付を受けるための還付申告は5年間可能なため、期限後に申告しても問題はありません。提出期限の間、確定申告会場は非常に混みあうので、できるだけe-Taxを利用した電子申告を行うことがおすすめです。

所得税の納付期限は2023年3月15日です。期限内に確定申告書は提出したけれど、所得税の納付を忘れていた…となると延滞税がついてしまうので気をつけましょう。

納付をしたいけれど、平日忙しくてなかなか金融機関や税務署には行けない…という人もいるでしょう。そのような人にはキャッシュレス決済がおすすめです。キャッシュレス納付は「ダイレクト納付」「振替納税」「インターネットバンキング」などの種類があります。

ダイレクト納付とは、スマホやパソコンで手続きのうえ、口座引き落としにて納付する方法です。e-Taxで確定申告を行った人が利用できます。

振替納税は、指定した口座から自動引き落としで納付する方法です。初回に振替依頼書を提出すれば、その後は毎年自動引き落としで納付できるようになります。

インターネットバンキングやモバイルバンキングで納付する場合は、e-Tax利用開始届出書を提出しなければいけないので気をつけましょう。そのほか、クレジットカードでも納付可能です。

また2022年12月より所得税などの国税納付に、スマホアプリのPay払いが利用可能になりました。国税の、スマートフォン決済専用Webサイトから納税可能で、事前の手続きは必要ありません。

ただし支払は残高払いのみなので、事前にチャージが必要です。納税額の上限は30万円までなので注意しましょう。また、キャッシュレス決済は領収書が発行されないので、領収書が必要な人は、金融機関及び税務署の窓口での納付が必要です。

e-Taxやキャッシュレス決済を活用すれば、わざわざ会場や税務署、金融機関に出向かなくても自宅ですき間時間に申告・納税ができるので便利でしょう。

確定申告をする際は変更点に気をつけて

2023年提出分の確定申告にはいくつかの変更点があるので事前にしっかりと確認しておけば、いざ記入する際に安心です。中でも雑所得の収支内訳書に関しては、提出が必要となる人もいるかもしれないので、自身が該当するかどうか、チェックしておくようにしましょう。

パル吉

今までの人生経験と知識を元に、さまざまなサイトで恋愛、子育て、ライフスタイルに関するコラムを執筆。 お酒と本と音楽を人生の三種の神器とし、後口すっきり、でも...

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監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 2級ファイナンシャルプランニング技能士

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