やってしまった!失業保険にまつわる失敗談から学ぶ注意ポイント
認定日に急用が入り不認定になってしまった
失業保険の申請をして基本手当の金額が決定すると、「認定日」というものが設けられます。この認定日とは、失業状態であることが認められる日のことを指し、4週間に1度のスケジュールで設定されるものです。
認定日は失業保険の給付に関わる大切な日
失業保険の認定日は、人によって日にちも時間も異なります。きちんとスケジュールを確認しておかないと、認定を受けるための手続きに行き忘れてしまうというケースもちらほら。認定日は、失業状態が続いていることを認めてもらうための日なので、欠席してしまうと失業保険の給付が受けられなくなることもあるのです。
面接や採用試験、6等親以内の親戚の葬儀など、決められた理由以外の欠席は認められない決まりになっているため、すっぽかしてしまわないよう注意しなければいけません。しかし失業保険にまつわる失敗談として意外と多いのが、この認定日絡みのエピソード。
気づいたら過ぎていたというケースも多く、基本手当が受けられなかったという体験をしたことのある人も少数ながら存在しています。実は筆者も、認定日を一度飛ばしてしまったことのある一人です。
【体験談】うっかり認定日を忘れそうになり焦った筆者
認定日の前日、次に面接を受ける企業の職務経歴書を作成するため、パソコンのある場所へと出かけていました。部屋にこもって職務経歴書の作成を黙々と続け、気づけばお昼すぎ。そろそろお昼ごはんを食べようかとその場所を去ったときに、その日が認定日だったことを思い出したのです。
慌ててハローワークに電話したところ、時間を変更してもらえることになり、無事に事なきを得ました。
当日中かつ業務時間帯に連絡したため時間変更だけで済みましたが、日付が変わってしまっていたら失業の認定は受けられなかったそう。
なんとか命拾いをしましたが、認定日はきちんと管理しなければいけないものだということを、身を持って感じました。
参考:雇用保険の手続き(求職者) | 大阪ハローワーク 、認定日を変更することができる場合は | 北海道ハローワーク
退職前にしっかり確認を
失業保険は、必要な手続きを的確にクリアしていかなければ、基本手当を受け取ることができません。自分のミスで失業保険の手当てが受け取らなかった…なんてことが起きないようにするためには、退職前にきちんと失業保険について調べておくことが大切です。
“人の振り見て我が振り直せ”ではありませんが、失業保険にまつわる失敗談を見て、こんなケースもあるんだと感じてもらえれば幸いです。