妻の年金受給について!年上妻や年下妻が年金受給で気をつけることとは?

年金・社会保険

年下の妻が年金受給で気をつけること

次に、年下の妻が年金受給で気をつけたいポイントを確認しておきましょう。

年下の妻の加給年金について

年下の妻は加給年金の条件を満たすため、夫の年金には加給年金が加算されることになります。

繰り返しになりますが、加給年金は夫の年金受給が始まった時に妻が65歳未満なら、夫の年金に加算されます。年下の妻は、加給年金の対象になるのです。

「基礎年金繰り下げ」で年金額を増やす

年金で損をしないためには、「基礎年金繰り下げ」を利用して、もらえる額を増やすのがおすすめです。

基礎年金繰り下げとは、年金の受給開始時期を遅らせることです。実は、もらい始める時期を少し遅くすることで、もらえる額は少しずつ増えてお得になるのです。

年金受給を1ヵ月繰り下げるごとに、受給額が0.7%増額する仕組みになっています。繰り下げる期間は最低1年で、70歳まで繰り下げを行ったとすると、受給額は何と42%も増えます。本来の額の1.5倍近くになるため、非常にお得です。

ただし、すべての年金の受給開始時期を繰り下げると、加給年金まで停止されるため、損をしてしまいます。お得に年金をもらうなら、基礎年金だけ繰り下げるのがおすすめです。このやり方なら、加給年金が停止されることはありません。

厚生年金の加入期間に注意

年下の妻は、厚生年金の加入期間に注意する必要があります。加入期間によっては、加給年金が受け取れなくなる可能性があるからです。

先ほどの加給年金の条件を見てみましょう。加給年金をもらう条件に、「妻の厚生年金が20年未満であること」があります。

年下の妻で、パートに出ている人は多いでしょう。加給年金をもらうためには、厚生年金の加入期間が20年以上にならないよう、パートの働き方に気をつける必要があります。

まとめ

年金をもらう時は、加給年金や振替加算で気をつけるべきポイントがあります。自分が夫より年上か年下かによって、注意すべきポイントが変わってくるため、まずは自分たちの状況やもらえる年金を見極めることが大切です。

年金は、老後の大切な生活資金です。後になって手続の漏れに気づくことのないよう、妻の年金については理解を深めておきましょう。

C・M

ライター歴4年、フリーランスのWEBライター。 恋愛テクニックやノウハウ、さらにデートスポット、飲食店等の店舗紹介をします。

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