知っておきたい!関東・関西のご祝儀にまつわるマナー

結婚・出産

人生の様々なおめでたい節目を迎える度にいただくのがお祝儀。お互いにうれしい気分の時に渡すものなので、マナーを理解し、雰囲気を崩さないようにしたいものですよね。実は関東と関西ではご祝儀にまつわるマナーが違います。ここではご祝儀袋のマナーの違いや渡す時のマナーについてご紹介していきます。

ご祝儀袋の違い

関東と関西では多く使われているご祝儀袋のデザインが異なります。

・関東では「たとう折り」
関東では「たとう折り」のご祝儀袋が一般的に使われています。100円均一などで全国的に販売されていることが多いのがこの「たとう折り」です。後ろ側の折り返しが上の面よりも少しはみ出ています。これは「喜びで上を向く」という意味が込められています。

・関西は「ふろしき折り」と「ひだ折り」
関西で一般的に使われているのは「ふろしき折り」のご祝儀袋です。ふろしきで包んだようなデザインで、お金をまさにふろしきで包むようにしてのしをつけます。また、「ひだ折り」のものもよく使われます。和紙などきらびやかなデザインが施されているので見た目がとても豪華で華やかです。

渡す時のマナー

お祝儀を渡す時は、基本的には包んできたふくさから取り出してお祝儀の正面が相手に向くようにして渡すようにします。

・関東はとてもシンプル
関東では、ふくさを利用しないシンプルな渡し方であることが多いです。お祝儀袋が折れたり汚れたりしないよう受付まで持っていき、お祝儀の正面が相手の方を向くようにして渡します。親戚など親しい人は結婚式前に自宅へ持参することもあります。神奈川県の西部や南部、中央部では結婚式前に自宅へお祝い金を持参し、当日にも「御祝儀」などと表書きをしたお祝いのお金を用意することもあります。

・関西では「おため返し」の風習があるところも
関西では、結婚式の前にお祝儀をいただき、お祝儀の一割の金額をお返しするという「おため返し」という風習があるところがあります。その際のお祝儀袋は一般的なもので構いません。また、「寿」とだけ書かれたシンプルな封筒で渡すこともあるようです。おため返し用の袋は百貨店などで購入することが可能です。丁寧な渡し方は、事前に新郎新婦の自宅へ届ける方法ですが、一般的には披露宴の当日に会場へ持参することが多いようです。

地域ごとに違う風習に注目

普段なかなか感じることのできない地域の風習を、結婚式などのお祝いの場では強く感じることができます。関東や関西だけでなく他地方にもそれぞれの風習がありますので、結婚式で招待されたときは確認して見るようにしましょう。

moneliy編集部

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