【社会人一年目】貯金はいつからしたほうがいい?貯金の目安やコツについて紹介
社会人一年目は仕事の悩みも多いと思いますが、お金も大きな悩みの一つでしょう。特に貯金については、「どれくらい貯めるべきか」「いつから貯金を始めるべきか」と悩む人が多いのではないでしょうか?
社会人として仕事をしていく中で、将来のためにお金はしっかり貯めていきたいですよね。「もう〇〇万円貯まった…!」と通帳の残高を見てニマニマ…なんて状況に憧れる人もいるでしょう。
そこで今回は、社会人一年目の貯金事情について解説しながら、貯金する方法・コツをご紹介していきたいと思います。
社会人一年目の貯金の目安は?
社会人一年目は、そもそもどれくらい貯金をするべきか、その目安から知りたい方も多いでしょう。まずは、一般的な社会人一年目の貯金額の平均から見ていきましょう。
社会人一年目、初任給の平均は?
厚生労働省の調査によれば、大学卒業後の初任給は平均20万円前後です。ちなみに、男女に差はあまりありません。やはり学歴が高い方が初任給が高く、大学院卒が一番高い傾向にあります。続いて大卒、高専・短大卒、高卒というように学歴が高いほど初任給も高くなる傾向にあります。大卒で社会人一年目を迎える人が多いでしょうから、20万円前後が一般的な初任給の額と言えそうです。
社会人一年目、貯金額の平均は?
では社会人一年目の人は、いくらくらい貯金があるのでしょうか?
三井住友銀行の調査によると、貯金額0円は社会人一年目の人の10%ほど。10万~30万円が最多で、25%を占めます。社会人一年目の4人に1人が、10万~30万円の貯金を持っていることになります。
30万~50万円を貯めている人も15%とそこそこ多いです。倹約家や給料が高い人は、貯金額も高くなる傾向があります。
いつから貯金するべきかは迷うところですが、10万~50万円貯めている人が多いことを考えると、なるべく早めに貯金を始めたいところです。
一人暮らしと実家暮らしの貯金額の差
同じ社会人一年目でも貯金額に差があるのは、実家暮らしと一人暮らしの違いによるところが大きいです。
実家暮らしと一人暮らしでは、毎月の生活費が大きく変わります。一人暮らしのほうが出費は多く、貯金をしにくい傾向があります。
たとえば同じ月給20万円の仕事に就いている社会人一年目の人でも、実家暮らしか一人暮らしかによって、以下のように貯金額には差があります。
【実家暮らしの支出例】
昼食代 11,620円(=581円×20日)
交際費 15,000円
スマホ代 8,000円
被服費 5,000円
雑費 5,000円
小遣い 20,000円
実家に入れるお金 30,000円
合計=94,620円
参考データ:総務省「家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)III 総世帯及び単身世帯の家計収支」
昼食代の参考データ:新生銀行グループ「2019年 サラリーマンのお小遣い調査」
月給20万円とすれば、最大で毎月9~10万円を貯金に回すことができます。低く見積もって毎月7万円貯金したとすれば、7万円×12ヵ月で84万円貯めることができます。
【一人暮らしの支出例】
食費 39,650円
交際費 15,000円
スマホ代 8,000円
被服費 5,000円
雑費 10,000円(日用品代含む)
小遣い 20,000円
光熱費 11,400円
家賃 66,000円
※家賃は月収の3分の1を想定
合計=175,050円
参考データ:総務省「家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)III 総世帯及び単身世帯の家計収支」
月給20万円とすると、一人暮らしの場合は小遣いや交際費などを節約したとしても毎月3~4万円貯金するのがやっとといったところです。
そしてもし3万円毎月貯金していたとすれば、3万円×12ヶ月で貯金額は36万円になります。
このように、実家暮らしか一人暮らしかによって、同じ社会人一年目でも貯金額には大きな差が出てきます。