他人事ではない乳がん。ピンクリボン運動をきっかけに検査をしませんか
毎年10月はピンクリボン月間です。ピンクリボン月間とは、乳がんの早期発見・早期治療を推進する取り組みが強化・実施される月。最近、乳がんという言葉をよく耳にする機会が増えてきました。この機会に一度自分自身の身体と向き合ってみてはいかがでしょうか。
ピンクリボン月間とは
もう少し詳しくピンクリボン月間についてご紹介します。
これは「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」との想いから、1980年代にアメリカで始まったピンクリボン運動がきっかけ。徐々にその活動が日本でも2000年頃から広がり始め、ピンクリボン月間ができあがりました。毎年ピンクリボン月間には全国で、乳がんの早期発見・早期治療を啓発、推進する取組が、行政、市民団体、企業など幅広いところで実施されています。
乳がんの早期発見には
被害を最小限に防ぎ、治療をするためには、やはり早期発見が大切です。早期発見をするためのもっとも簡単な方法は、自分で触って異変がないか調べること。乳がんが発生しやすいところは、胸の外側の上の部分。手で優しく触ってみてしこりがないかどうかみてみましょう。月に1回程度、定期的に触って確認する癖をつけておくといいですね。
しかし、実際に触ってみてもなかなか異変に気づかない、わからないという人がほとんどなはず。そんなときには、病院で定期的に検査を受けることをオススメします。
乳がんの検査には、胸を挟んでレントゲンをとるマンモグラフィ検査や、超音波を使って異変がないかどうか調べる検査があります。
乳がんの検査費用は
費用は、各市区町村により異なりますが、控除等があった場合でも、最大で3,000円前後は自己負担になることがほとんど。全額自己負担の場合は、マンモグラフィ検診5,000円前後・超音波検診(エコー)3,500円前後・両方受診した場合は10,000円前後になると言われています。(参考:乳がん検査info)
全額自己負担になるとそれなりの金額になり、毎月いくことは難しいので、半年に1度必ず行く、などと自分で期間を決めて行くといいでしょう。それ以外の時は自分で触ってみて異変がないかこまめに確認しておくと安心です。
ちなみに、異変や自覚症状を感じたうえで検査に行く場合には、保険が適用となりますので自己負担ではなくなります。
いかがでしたか
芸能人の方でも、乳がんを患っていると公表されたり、乳がんによって亡くなられたりと、わたしたちの近くで健康を脅かす乳がん。自分なら大丈夫と安心せずに、こまめに検査していきましょう。