マネー初心者でもわかる!物価連動国債ってなに?

公社債

投資に興味はあるけど、何から始めたらいいか分からない。そんな投資初心者には、国が発行する債券「国債」が最適。国債にもいろいろ種類がありますが、今回はインフレに強い、物価連動国債の特徴を解説します。

そもそも、国債って何?

国債を買うのは、国にお金を貸すということと同じです。お金を貸せば、金利が上乗せされて返ってきます。心配なのは、貸したお金が返ってこないことですが、国であれば間違いなく返してくれます。返せない時は、日本が破綻する時とも言えますから、可能性は限りなく低いでしょう。

たとえば、額面が100万円の国債を買って、満期が10年、利率が0.5%なら、10年間に受取るお金は、合計で105万円です。

元金が減らないので安心なようですが、実は0.5%以上のインフレになったら損をしてしまいます。

インフレって何?

インフレとは、お金の価値が下がること。0.5%のインフレになったら、今年100万円で買えたものが、10年後は物価が上がって105万円出さないと買えなくなります。これが、インフレリスクです。
もし1%のインフレになったら、10年後は110万円必要になるわけです。日本の経済成長は、現在2%を目標にしていますので、インフレ対策はあらゆる場面で大切になってきています。そこで、インフレに強い物価連動国債の登場です。

物価連動国債の特徴

物価連動国債は、インフレによって物価が上がったら、上昇率に応じて元金が増える国債です。満期までの利率は変わりませんが、元金が増えればその分受取る利子は増えますね。
逆にデフレで物価が下がったら、元金が下がって受取る利子は減ってしまいます。ただし、下限があります。どんなに物価が下がったとしても、額面金額の元金は保証されています。

つまり、インフレになれば受取る元金と利子が増え、デフレになっても額面金額は保証されるので、インフレに強いと言えます。

リスクと注意点

しかし、注意も必要です。国債は、額面金額と買える金額(発行価格)が違います。これは、国債の発行価格が入札で決まるからです。
仮に、額面金額が100万円の国債を108万円で買ったとします。インフレが進んで元金と利子の合計が増えていけばいいのですが、デフレになったら減ってしまいます。保証されるのは額面金額の100万円であって、購入した108万円ではないことが、気をつけなければいけない点です。

活用のポイント

では、物価連動国債はどのように活用したらいいでしょうか。
実は、個人が物価連動国債を購入する場合は、現在1000万円からになります。そのため、少額で投資をするなら、証券会社で取り扱っている、投資信託を利用するとよいでしょう。
投資信託で、毎月コツコツ積み立て投資をする方法なら、国債を買う時期を分散できるので、大きく損するリスクを減らすことができます。また、月1万円から始められるのですぐにでもチャレンジできます。

まとめ

物価連動国債は、インフレ状況に応じて元金が増減します。そのためインフレに強い国債と言えますが、購入価格が高いと損をしてしまいます。
そして、活用するなら少額から積立投資ができる、投資信託を利用しましょう。

タケイ 啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。 36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務...

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