公社債投資とは わかりやすく解説
「お金は口座にためておくもの!」そんな思い込み、ありませんか?確かに安全だけど、あなたの銀行預金の利息がどのくらいか知っていますか?
ただ貯蓄するよりも「資産を増やす=運用する」という考え方をちょこっと取り入れると、いいかも。今回は「公社債投資」についてです!
公社債投資って何なの?
そもそも「公社債」とは何でしょうか。「公社債」とは企業や国、地方自治体が個人や他の会社からお金を借りるときに発行する証書(借用証書)「社債」「公債」を指します。「債券」も同じ意味です。債券には有効期限があったり、その期限が満期になると、買う前にすでに決まっている金額(額面金額)が償還されるといった特徴があります。公社債投資はこれ以外にもたくさんの特徴を理解し、時流を読みながら売買することによって収益を得ることができるんです。公社債は、証券会社をメインに、銀行や信用金庫、郵便局などで買うことができます。
公社債投資こだけはおさえて!
公社債投資をわかっていただいたところで、特徴をおさえましょう。
1.定期的な収益と額面金額
債券には2つの収益源があります。「利息」と先ほど出てきた「額面金額」です。「利息」は購入時の契約によって支払われる金額が変わりますが、定期的に支払われます。「額面金額」は満期になると紙面に書かれた全額が戻ってきますが、その金額は債券を買った金額と違う可能性があります。つまり「利息」と「額面金額」の合計が「購入した債券価格」を超えないと損をしてしまうのです。
2.安全?危険?発行元の信用度が重要
公社債投資最大のリスクは、もし発行元が倒産してしまったら、その債券が紙くずになってしまうことです。国だって例外ではありません。最近はギリシャが財政破たんしましたよね。ということは、企業や国などの発行元が、債券購入者にきちんと利息を支払い額面金額まで償還できるか、その能力があると信用できるか、見極めなければなりません。ただし信用度が高い債券は利率が低くリターンが少ないといわれており、信用が低くリターンが高い債券と組み合わせて利益を出すこともあるようです。
3.格付け会社がある
そうはいっても、素人はおろかプロだってどこの債券がいいのか分析するのは大変。そこで公社債投資には債券格付け会社があります。有名なところではフィッチ、ムーディーズ、スタンダード&プアーズなどです。格付け会社は債券の安全性・危険性をランキングで表示して、投資家に目安を提供しています。でも、格付け会社ですら予測できないこともあるので、注意が必要です。
資産運用へ、一歩進んでみよう
いかがでしたか?投資をすることで、資産を効率よく増やすことができます。公社債投資以外にもいろいろな投資方法があるので、リターンとリスクのバランスが良い投資方法を選びましょう。なかなか踏み出せない人は、リスクが低い投資から始めてみるといいかもしれませんよ。