【実体験】つみたてNISAで投資信託して変わったこと4つ
NISAやiDeCoの普及もあり、投資をしている人が増えてきている一方で、「投資って正直どうなの?」と思っている人もきっと多いでしょう。
今回は、少しでも投資が身近に感じられるように、投資初心者の私が投資を始めたきっかけや、投資の現状、投資によって変わったことを紹介します。
投資を始めたきっかけはつみたてNISAのスタート
投資を始めたきっかけはつみたてNISA
私が投資を始めたきっかけは、「つみたてNISA(ニーサ)」の開始でした。つみたてNISAとは、2018年にスタートした金融庁主導の少額積立投資非課税制度のこと。最長20年間、年間40万円までが運用利益非課税で運用することができます。
通常、運用で得た利益には約20%の税金が課せられるため、税金の支払いが免除になるつみたてNISAはお得そのものです。開始した当時はニュースで大々的に取り上げられ、私はニュースの「預金でお金が増えていかない今、お金には自分で働いてもらいましょう!」というフレーズに魅了され、投資について勉強を始めました。
リスクがある投資に踏み切れた理由とは?
ファイナンシャルプランナーの資格は持っていたものの、投資について無知だった私は始め、「投資って博打みたいなものでしょ?お金が減るのは困る……」と思っていました。しかし、勉強を進めていくうちに、「投資先を厳選すればリスクを抑えながらお金が増やせるかも」という考えに至りました。
私が考える、低リスクでお金を増やす投資方法は、「長期投資」「分散投資」「積立投資」の3つ。長期投資で成長を続ける世界経済の恩恵に預かりながら、複数の金融商品に投資する分散投資と毎月一定金額をコツコツ投資する積立投資でリスクを抑えれば、少しずつお金が増えていくのではないかと思い、投資信託に踏み切りました。
私がしている積立投資と現在の結果
初めての投資は楽天証券のつみたてNISAで
私が利用している証券口座は楽天証券です。元々、楽天市場や楽天カードをよく利用し、楽天銀行と楽天証券を紐付ける「マネーブリッジ」を行っていたため、スムーズに始めることができました。
マネーブリッジをすると、優遇金利や自動入出金などのサービスが受けられます。私は、投資を始めるつもりで楽天証券口座を作ったというよりは、マネーブリッジでの金利アップのために口座を作っていました。
投資を行う場合は、証券口座にお金を振り込み、商品を注文するという2ステップが必要な場合が多いです。しかし、楽天銀行と楽天証券を紐付けておくことで、証券口座にお金を振り込むという工程を1つ省くことができるので楽でしたよ。
証券口座を選ぶときのポイントのひとつに“取扱商品の種類”があります。つみたてNISAはひとり1口座しか持つことができません。そして、証券会社によって取り扱っている商品が違うため、つみたてNISA口座を開くときは自分が購入したい商品があるかを調べてから開設するのがおすすめです。
購入しているのは投資信託の全米株式タイプ
私が購入しているのは、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」という投資信託です。簡単に説明すると、この投資信託をひとつ購入することで、米国株式市場で投資可能な小型株から大型株まで約3,600銘柄に分散投資することができます。
つみたてNISAで選べる投資信託は、全米株以外にも日本株や先進国、新興国などさまざまな商品があります。米国株を選んだ理由は、アメリカという国の経済規模や安定性という点で、今後も世界経済の発展と共に順調に推移していくのではないかと考えたからです。
つみたてNISAを1年投資した結果は?
つみたてNISAで全米株式インデックス・ファンドを毎月1万円購入し1年積み立てた結果は、元手から約2万円プラスの13万9,000円。普通預金に12万円を預けていても、1年の金利が数円というところも多いため、12万円の投資で2万円のプラスが出たことには驚きました。
もちろん、この1年が上手くいったからといって、次の1年が上手くいくとは限りません。上がったり下がったりをしながら、毎月積立投資を行うことでつみたてNISAの投資期間である20年の間に成長してくれたら良いなと思います。
つみたてNISAで投資をして変わったこと4つ
①世界経済のニュースに興味を持った
初めての投資先は「楽天・全米株式インデックス・ファンド」という、アメリカの企業に投資する投資信託だったので、必然的にアメリカのニュースや世界経済に興味がわきました。投資前だったら気にもとめていなかったダウ平均株価やナスダック総合指数に目が行くようになったのは、大きな変化といえるでしょう。
つみたてNISAで長期投資を行っている私にとって、「株価が上がっても下がっても投資信託は売らない」と決めているので、世界経済や株価を知ったところで取るべき行動はありません。しかし、今生きている世界の情勢に興味が出たことは、今後の私にとってきっとプラスに働くはずです。