宝くじ高額当選した人から学ぶ!当選金の最もかしこい使い方とは?

マネーケア

「宝くじが高額当選したら、何に使おう…」誰もが一度は考えることではないでしょうか。思わぬ大金が手に入ればものすごく嬉しく舞い上がってしまうものですが、使い道を誤ってしまうと、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
今回は「当選金の正しい使い道」について、3つの実例をもとに考えていきます。

高額当選で人生が狂ってしまった16歳のイギリス人少女

まずは、当選金の使い道を間違ってしまった少女の悲劇をご紹介。
話は今から17年前にさかのぼります。イギリスのカンブリア州在住のカリー・ロジャースさん(当時16歳)は、スーパーマーケットで働きながら里親の元で生活していました。

そんなカリーさんがなんと、国営宝くじに当選!手にしたお金は約180万ポンド(現在の為替相場では約2億5,000万円)!大喜びしたカリーさん、周囲のお金の管理に関するアドバイスには聞く耳持たず、好きなように当選金を使い始めます。

当選金を手にした1週間後、カリーさんは仕事を辞め、里親のもとを去っていきました。その後カリーさんは家を購入、複数のボーイフレンドと交際した後、無職のニッキー・ローソンさんと同棲生活を開始します。

食事はすべてテイクアウト、友人たちを招いて朝までパーティーを開いては昼過ぎまで眠る…という生活を送っていたカリーさんは、すっかり人生の目標を見失ってしまったのです。

その他にも豊胸手術やスポーツカー購入、旅行、友人たちへのプレゼント購入など派手に浪費を続けたカリーさん。ニッキーさんとの間に2人の子供をもうけますが、関係がうまくいかなくなりうつ病を発症、2度の自殺未遂を起こしたために親権を失ってしまいました。

その後、消防隊員のポール・ベニーさんと恋に落ちたカリーさんですが、浪費癖は治らず。約10年で、当選金のほとんどを使い果たしてしまいます。紆余曲折を経たカリーさんは、現在シングルマザーとして2人の子供を育てながら介護スタッフとして働き、賃貸アパートで生活しているそうです。

そんなカリーさんは自分の人生を振り返り「若くして大金を手に入れてしまったことで、自分の人生は狂ってしまった」と語り、「宝くじの購入対象年齢は18歳以上に引き上げるべきである」とイギリスメディアに訴えています。

米宝くじ史上3番目の高額を手にしたアメリカ人男性

続いてご紹介するのは、アメリカで宝くじ史上3番目の高額当選金を手にした若者のお話。
なんと7億6,800万ドル(現在の為替相場で約793億円)もの大金を手にした男性の名前は、ウィスコンシン州に住むマニュエル・フランコさんです。

彼が購入した宝くじは、アメリカの数字選択型のくじ「パワーボール」。大当たりを意味する「ジャックポット」の当選確率は、約2億9千万分の1です。米国史上3番目の高額にまで膨らんだジャックポットの当選金の行方は、世間の注目の的となっていました。

税金などを引かれたのち、ジャックさんの手元に最終的に残ったのは約3億2,000万ドル(現在の為替相場で約313億3,000万円)。マニュエルさんは、当選がわかった2日後には仕事を退職し、「もう職場には戻るつもりはない」と、早々にリタイア宣言をします。

喜びの会見では「とりあえずどこかへ旅行に行く」という以外何もプランを立てていない、と語ったマニュエルさん。「できるだけ悪い選択をしないために、“普通の生活”を続けながら世の中を良くする手助けのためにお金を使いたい」と決意表明しました。

パワーボールによれば、ジャックポットの賞金受け取り方法は、29年に渡り毎年分割で賞金を受け取る方法と、一括で受け取る方法の2種類から選択できるそう。税金の関係で受取金が大幅に減るにも関わらず、ほとんどの人が「一括受取り」を選択するのだとか。

その理由は「明日はどうなっているかわからないから」。しかし、高額当選金を受け取ったために人生が暗転した人も少なくないため、フォーブス誌は2016年に高額当選者に対してアドバイスする記事を掲載しました。

同誌によると、税務のプロに受け取り方法の相談をすること、生活スタイルを急に変えないこと、などと記載されています。果たしてマニュエルさんは、「正しい道」を進めているのでしょうか、気になるところです。

サッカーくじBIGで1等!一夜にして6億円を手に入れた日本人男性

ここまでは海外の高額当選の実例を紹介しましたが、最後は日本の高額当選者の実例をご紹介しましょう。
唱田士始矢(うただとしや)さんは、勤め先をリストラされた無職時代の2008年に、サッカーくじBIG(ビッグ)の1等に当選!一夜にして6億円もの当選金を獲得します。

しかし、唱田さんは「大金を手にしても、決して自分の価値観は変わらなかった」と語ります。当選直後に車を6台同時購入、クルーザー3艇購入など、大きな買い物をしてみたものの、それは結局「自分の物欲・所有欲のなさの再確認」にしかならなかった、とのこと。

当選から10年以上経った唱田さんの現在が気になるところですが、なんと驚くべきことに、今もまだなお、6億円ほどの貯金があるんだそう。当選後に購入したという車やクルーザーはすぐに手放しており、その後、株式投資などで資産を増やしていました。

そして現在の唱田さんは、自分の資産管理をしつつ、占術を用いた経営指導で多くの経営者から圧倒的支持を得る「凄腕コンサルティング」として活躍しています。高額当選をしても、自分の持つべき信念をぶらさずに過ごせば、間違った道へ行くどころか、新しい道が開けるのかもしれません。

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パル吉

今までの人生経験と知識を元に、さまざまなサイトで恋愛、子育て、ライフスタイルに関するコラムを執筆。 お酒と本と音楽を人生の三種の神器とし、後口すっきり、でも...

プロフィール

監修者: 千見寺 拓実

株式会社インヴァランス 1994年生まれ。静岡大学卒業。2017年に株式会社インヴァランスに入社。 3級ファイナンシャルプランニング技能士

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