【2020年最新版】投資のきっかけは老後不安?資産形成に関する調査まとめ

マネーケア

あなたは、資産形成のためにどんな商品を取り入れていますか?資産を増やすためにどういったものに投資しているのか、性別、年代などによって違いはあるのかなどアンケートをもとに紐解いていきます。

このアンケート調査は株式会社インヴァランスが2020年6月5日から6月18日にかけて、プラットフォームサービス『モニプラ』にて、20代から60代のmoneliyファンユーザー4717名を対象に実施したものです。

預貯金や年金など以外で資産形成している人の割合は?

まずは投資経験者の基本情報から確認していきます。預貯金など以外で資産形成している人の割合や、投資を取り入れている人の職業になにか違いはあるのでしょうか。

「投資経験がある」と回答したのは全体の30%

投資経験あり?なし?


図:筆者作成

資産形成というと、預貯金を考える人や株式・投資信託などの投資商品を思い浮かべる人など、それぞれです。現在の日本の普通預金金利は、一般的に年で0.001%ほど。100万円を預けたとしても、1年間で10円くらいしか増えません。

預貯金や年金、保険ではあまり利益にならないことは承知のうえでも、多くの利益を生む可能性を秘めた投資の経験があると答えた人は全体の30%でした。(グラフ参照)

現状、積極的に投資をしようというよりは、金利は期待できなくとも預貯金や年金、保険という、比較的安定した方法のほうが、安心して備えられると考える人が多いのかもしれません。

投資している人のうち約1/4が無職という結果に

職業別に見る投資割合


図:筆者作成

ここでは、資産形成に投資を取り入れている人の職業について見ていきましょう。アンケート結果を見ると、第1位が会社員(一般職)41%、第2位が無職26%、第3位が会社員(管理職)10%となります。

この結果で興味深いのは、無職の人の運用が第2位というところです。無職の人を詳しく見ていくと、無職の投資経験者うち8割に配偶者がいることがわかりました。そういった背景から、専業主婦や定年退職を迎えた人などが資産運用に積極的なのかもしれません。

資産形成には株式投資や投資信託が大人気!目的やきっかけは?

では、資産形成している人たちは、どういった商品を運用しているのでしょうか?また、どんな目的やきっかけで始めたのかについても、詳しく見ていきましょう。

資産形成に利用している商品は?

資産形成に利用している商品


図:筆者作成

資産形成として取り入れている商品で、最も人気なのは株式投資で、40%を占めています。次に人気なのは投資信託の26%です。同じような金融商品でも、債券に興味を示す人が4%と少ないのが特徴。株式投資や投資信託は知名度が高いという理由以外にも、毎月定額で積み立てのように投資できる商品があるのも人気の理由かもしれません。

またグラフを見ると、2014年に始まった少額投資非課税制度のNISAの方が、個人型確定拠出年金であるiDeCo(イデコ)より人気なのもわかります。

以前、上場株式等の配当や売却益に対する税金は10%でした。それが税制改正に伴い20%に引き上げられることになり、その軽減措置としてNISAが誕生。金融庁もNISA投資残高を2020年までに25兆円にすると異例の目標を立て、どの金融機関でもNISA口座獲得にかなりの力を入れていました。

そういった背景があるため、どうしてもNISAの方が人気なのかもしれません。反対にiDeCoは、2001年に誕生しましたが認知度が低く、2016年に改正されたことで注目されるようになりました。

老後に不安がある人はiDeCoや不動産投資を選びがち?!商品別に見るきっかけ

商品別に見るきっかけ


図:筆者作成

投資商品から見る投資の理由を見ていきます。どの商品にもいえるのは、「資金に余裕ができて」「老後に不安を感じて」という理由が多いことです。投資にはリスクが伴うので、余剰資金で投資するという意味合いと将来への不安から投資を始める人が多いのでしょう

特徴とすると、iDeCoや不動産投資は、「老後に不安を感じて」始めている傾向にあります。この2つは、どちらもまとまった金額を1度に受け取ることができますが、公的年金のように毎月決まった金額を受け取ることもできるので、老後の毎月の生活を充実させたいという思いから選ばれているのでしょう。

また外国為替証拠金取引の略であるFXを始めた理由に、「友人・知人にすすめられて」が20%と、理由第2位になっているのも特徴です。FXは比較的リスクが高い商品といわれているため、実際に取り組んだことのある人の言葉に心が動かされるのかもしれませんね。

注目のきっかけは「マイホーム購入のため」と「子どもの教育費のため」

投資の目的から見る始めたきっかけ


図:筆者作成

次に投資の目的から見る、始めたきっかけについて見ていきましょう。全体を見て言えるのは、結婚資金や旅行といった人生の中で考えると単発的、短期的な目的には「資金に余裕ができて」というきっかけが第1位になっています。

中でも特徴的な増え方をしているのは、「マイホーム購入のため」と「子どもの教育費のため」です。「マイホーム購入のため」では結婚がきっかけになる人が、「子どもの教育費のため」では妊娠・出産がきっかけになる人が多い傾向にあります。

結婚=マイホーム妊娠・出産=子どもの教育費と考える人が多いのでしょう。結婚や妊娠・出産など忙しいときにも、先を見据えて投資を始める人がいることがわかりました。

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nobii

大学卒業後金融機関に勤務。 現在はライターとして幅広い分野の記事を執筆中。

プロフィール

監修者: 北野 小百合

株式会社インヴァランス 1992年生まれ。法政大学文学部卒業。2015年に株式会社インヴァランスに入社。入社一年目、23歳のときにマンション投資を始める。 ...

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