20代と30代前半の投資行動を分析!人気の商品や始めた理由は?
20代と30代前半が投資している商品は?
20代と30代が投資している人気商品や、投資を始めたきっかけを商品別でチェックしていきましょう。
20代と30代前半に人気の商品
投資経験のある20代と30代前半に人気の商品
図:筆者作成
20代と30代前半での人気投資商品は同じで、第1位株式投資、第2位投資信託、第3位NISA(ニーサ)といった結果になりました。ただ、細かく見ていくと投資商品の割合が若干違うことがわかるでしょう。
30代前半は株式投資が40%で、特に好んでいる傾向にあります。しかし20代は株式投資も人気なものの、第1位から第3位の割合はだいたい同じくらいです。
そのほかには、20代はiDeCo(イデコ)が12%あるものの30代前半は9%。また、FXも20代は8%で30代前半は6%と少し差が生まれています。反対に、20代の不動産投資は2%なのに対して、30代前半は不動産投資の割合が3%と少し上昇しているのも特徴です。
20代と30代前半の投資を始めたきっかけとは?
20代と30代前半の年代別投資を始めたきっかけ
図:筆者作成
ここからは20代と30代前半が投資を始めたきっかけについて分析していきます。20代の投資のきっかけ第1位は、資金に余裕ができてで、30代前半は老後に不安を感じてです。
きっかけ第2位でも違いが見られ、20代は就職、30代前半は資金に余裕ができてとなっています。20代は就職を機に資金に余裕が出て、投資を始めようと考える人が多いのかもしれません。30代前半は、視野も広くなり徐々に老後にも目を向け始める年代なのでしょう。
20代と30代前半の商品別投資を始めたきっかけとは?
20代と30代前半の商品別投資を始めたきっかけ
図:筆者作成
最後に、商品別に見る投資のきっかけについて考えていきましょう。おおまかに見るとどの商品も、資金に余裕ができてや老後に不安を感じてという理由が上位に挙がります。また就職や結婚、妊娠・出産もひとつのきっかけとなっているようです。
次に細かく特徴を見ていきましょう。株式投資は資金に余裕ができてという割合が多いものの、投資信託は資金的余裕・老後の不安・就職・結婚と、投資のきっかけとなる理由の割合がだいたい同じくらいです。
つまり人によって投資信託を始める理由はさまざまなものの、理由割合は同じくらいなので、人を選ばずいろいろな考え方で投資できる商品ともいえるでしょう。
次にiDeCoですが、個人型確定拠出年金という商品の特性上、老後資金として考えるのが一般的です。したがって、投資のきっかけ第1位が老後に不安を感じてとなっているのでしょう。
次にFXを始めたきっかけで特徴的なのは、友人・知人にすすめられてが第2位のところです。口コミによって、興味を示す商品なのかもしれませんね。
不動産投資は、老後に不安を感じてと家族にすすめられてが同票で第1位となっています。これまで不動産投資で利益を得た家族が、すすめるというパターンなのかもしれません。
投資は若い世代からの興味も大きい
20代と30代前半の若い世代でも、投資に興味を示している人はいます。そしてさまざまなきっかけを通じて、投資商品を選んでいるようです。いわれたまま投資商品を購入するのではなく、しっかり調べて自分に合った商品を選ぶようにしましょう。
執筆者:nobii
監修者:ファイナンシャルプランナー歴5年 北野 小百合