不動産投資型クラウドファンディングはどれがいい? 厳選7サービスを徹底比較
少額から始められる、不動産投資として注目されている「不動産投資型クラウドファンディングサービス」。一般的に不動産投資とは、まずは不動産を購入し、賃貸に出して家賃収入を得たり、値上がりしたタイミングで売って売却益を得たりするものです。つまり、始めるには不動産購入が必要。そのため、いきなり高額の投資をすることにためらう人も少なくありません。
その点、不動産投資型クラウドファンディングサービスなら少額から始められます。複数の投資家で、ひとつの不動産への投資をするのが一般的な仕組みです。投資額は少額でも、投資先をしっかり選べる点が安心ですね。そして、安心して投資をするためには業者選びも大切なポイント。
今回は、不動産投資型クラウドファンディングサービスを扱う各社の特徴をご紹介します。
CREAL(クリアル)
図:筆者作成
CREALは1万円から投資ができるので、大変手軽です。不動産投資に興味があれば、まずは経験をしてみる、といったスタンスでも十分投資できます。
選べる投資先はマンション、ホテル、学校、保育園など、一般的になじみのある物件が中心です。そのため、利用者の視点で物件の価値を見定めて、投資先を選べます。
想定運用利回りは、年利3.0%~6.5%程度。想定運用期間は6カ月からなので、手元にすぐには使わないお金があるなら、運用して増やせるといいですね。
普通預金に預けているだけでは、年利は0.001%(大手都市銀行、2020年9月現在)です。有利な運用先を見つけて、積極的に活用しましょう。
RENOSY(リノシー)
図:筆者作成
RENOSYは、不動産賃貸のサイトを運営していたり、収益物件のリノベーションサービスをしていたり、不動産関連の事業を幅広く展開しています。そのひとつ、「RENOSY ASSET クラウドファンディング」では、中古マンションに特化した1口1万円からの不動産投資ができるサービスです。
中古マンションであれば、すでに入居者がいるなどその時点での資産価値が分かりやすく、その後の運用についてもイメージしやすいのではないでしょうか。
1万円から始められることに加え、ほとんどの運用期間は3カ月~1年と短期ですので、一般的な不動産運用のように、長期の運用を前提にしなくてもよいことがメリットの一つです。
予定分配率は4.0%~8.0%程度です。
TATERU Funding(タテルファンディング)
図:筆者作成
TATERU Fundingは、東証一部上場の株式会社TATERU(旧:インベスターズクラウド)のグループ会社が運営する不動産投資クラウドファンディングです。
TATERUは、日本最大級のアパート経営プラットフォームであるTATERU Apartmentの運営をしている企業でもあり、不動産に関する資産運用には幅広い経験と実績を持っています。
クラウドファンディングは、すぐに現金化できないという注意点がありますが、TATERUでは途中解約や譲渡が可能になっていて、急な支出があった場合にも現金化できるメリットがあります。しかも、その際の手数料はかかりません。
不動産投資の初心者でも安心して投資ができるシステムが、しっかり整っていると言えるでしょう。
2020年9月現在、TATERU Fundingは新規案件の募集を行っていません。
しかし、今後は募集を再開する可能性は十分にあります。資金は一口1万円から始められ、換金性も確保されているので、柔軟に運用ができます。
これからの動向に注目したい企業です。
Rimple(リンプル)
図:筆者作成
Rimpleもまた、一口1万円から始められます。それだけでも手軽に感じますが、現金だけではなくポイントが使えるという点が特徴です。
Rimpleでは、リアルエステートコインというコインを使い、1コイン=1円として不動産投資をすることができます。
使えるポイントとしては、セゾンカードの永久不滅ポイント、ポイントサイトのハピタスやモッピーのポイントが、リアルエステートコインに交換できます。
ポイ活などで貯めたポイントが、不動産投資に使えるなんてすごいですよね。一口1万円ですので、ポイントだけで足りなかったぶんは現金で出資する必要があります。
東京23区のマンション投資に強いプロパティエージェント(株)による、不動産投資のノウハウを活用しているクラウドファンディングサービスです。都心部の不動産の価値は今後も下落しにくいと考えられますので、物件の詳細をしっかり見極めて投資先を決めましょう。