不動産投資型クラウドファンディングはどれがいい? 厳選7サービスを徹底比較
OwnersBook(オーナーズブック)
図:筆者作成
OwnersBookを活用する場合、「貸付型」と「エクイティ型」の2種類があります。
貸付型は、不動産を担保にして企業にお金を貸し付けるという仕組みです。貸付ですから、投資家は元本と利息を配当として受け取ることになります。
貸付先の倒産などがなければ、基本的には元本が戻ってくるタイプで、これまでに元本割れになったことはありません。
貸付型は1万円から投資することができます。利回りは3.5%~6%程度です。
一方、エクイティ型は、特別目的会社(SPC)を経由して、不動産信託受益権や出資持分等を取得します。投資家は、物件の運用中の賃料収入や売却益を配当として受け取ります。
不動産価格が上がって、購入時よりも高い価格で売却できればそのぶん配当が大きくなりますが、逆に安い価格での売却になれば元本割れする可能性もあります。貸付型に比べて、ハイリスクハイリターンと言えるでしょう。ただし、これまでに元本割れとなった案件はありません。
エクイティ型の案件は、国内不動産のものと、アメリカ(US非上場eREIT)のものがあり、最低投資額は案件ごとに個別設定されます。
第一号案件は、どちらも50万円でした。今後の案件の投資額の目安となるでしょう。
i-Bond(アイボンド)
図:筆者作成
i-Bondでは、「第三のお金の置き場」として、i-Bondの不動産投資型クラウドファンディングを提案しています。
第一の置き場は、元本保証の預貯金。安心ですが、低金利ですのでなかなか増やすことはできません。第二の置き場は、株式・債券・投資信託・FXなど金融商品による投資。リターンを望めますが、リスクもとらなくてはなりません。
i-Bondは預貯金と金融商品による投資の間に位置し、預貯金よりも高いリターンと、投資よりも低いリスクの実現を目指しています。
投資額は1口1万円から、予定分配率は1.5%、期間は無制限でいつでも解約(=買い取り請求)ができますので、始めるのもやめるのも自分のタイミングで活用できます。
ASSECLI(アセクリ)
図:筆者作成
少額から不動産投資ができるものにはJ-REITがありますが、J-REITは証券市場で取引をされるので市場価格に影響されることがあります。
値上がりすれば売却して利益を得ることもできますが、価格は不動産の資産価値そのものだけではない要素に影響を受けるので値動きの予想がしにくいデメリットがあります。
その点、不動産投資型クラウドファンディングは不動産から得られる収益だけで考えることができるので、比較的シンプルにリターンの予想ができるのではないでしょうか。
ASSECLIが扱う案件は、年利回りが4%~8%、募集が始まってすぐに完売したこともあり、投資家から注目されていることがわかります。
ASSECLIでの平均投資額は47.6万円ですが、1万円からでも始められます。会員登録をしておけば、メールでファンドの公開情報をいち早く受け取ることも可能です。
まずは無料の会員登録をしておいてもいいですね。
自分に合った投資物件を見つけよう
不動産投資型クラウドファンディングは、すでに多くの企業が参入し、投資をする人も増えています。少額から始められることは各社共通ですが、他社とは違う特徴を持つサービスもあります。
自分なりの投資スタイルに合っていること、そして価値ある投資物件であることを見極めて、新しい投資を始めてみてはいかがでしょうか。